【大里桃子】5番ウッドを3番ウッドの長さにしたら、引っかけが消えて、大きな武器になりました!
2018年にCATレディースで初優勝、今季の日本女子オープンでは2位タイに入る活躍をみせた大里桃子。黄金世代のなかでも注目のひとり、活躍を支えるクラブセッティングとクラブの工夫を聞いてみた。
日本女子オープンでとり戻した自信
大里のクラブ選びはシンプルで、ずばり「左にいかない」ことだと言う。
「私は調子が悪くなると、左に引っかけることがあるんです。これはスウィングの問題ではあるのですが、クラブもつかまりすぎてしまうと、それが怖くなって振れなくなる」(大里)
「だからクラブには、左に飛ばないことを求めています。今使っているクラブは、思い切り振っても左への引っかけが少ないので、安心して振れるようになっています」
ドライバーはつかまりすぎない「ツアーB XD-3」
「つかまりすぎないので、安心して振り切ることができます」
ドライバーの平均飛距離は239ヤード(10月17日時点)
引っかけの対策はフェアウェイウッドにも施されている。
「5Wになると、急につかまりすぎてしまうんです。だから、ロフトは5Wのまま、長さを3Wと同じ43インチにしました。4Wとして使っていますが、長くすることで引っかけが少なくなりました。これも調子が戻ってきた要因です」
「ツアーB XD-F」5Wを長尺化して4Wとして使う
5Wを3Wの長さにして使用している。引っかけがなくなり弾道が安定した
前半戦はショットとパットの不調から予選落ちが続いたが、女子オープンで2位タイになったことで、大里は自信を取り戻した。
「今、不安はありません。もっと優勝争いをして、心地よい緊張感を味わいたいです!」
どんなライからでもソールが滑る「ピンG410」
180~200ヤードは大里にとって狙う距離。ラフからでもソールが滑るUTが武器になる
アイアン好きだから、
5番から「ツアーB X-CB」
「私の生命線はアイアンショット。昔からアイアンが好きなので5Iを入れています。アイアンからスコアを作るのが私のゴルフです」
5I~PWまで「ツアー-B X-CB」
5Iの顔
アイアンのシャフトはNSプロ950GHネオ
パーオン率は68.44%(35位/10月17日時点)
ロフト50度を1度立てた
49度と58度の2本
ウェッジはロフトを1度立てた49度と58度の2本。グリーン周りは58度でカバーするが、転がしは49度
「VAULT2.0 Bブレード」にスーパーストロークグリップ
パターはBブレードのヘッドに、スーパーストローク。手の感覚を消して打ちたいが、「マレットは大
きすぎてダメなんです」
パターはBブレードのヘッドに、スーパーストローク。手の感覚を消して打ちたいが、「マレットは大
きすぎてダメなんです」
ブレードヘッドとスーパーストロークの組み合わせ
アイアン感覚で打ちたいから、UTはスチールシャフト
PH/Shinji Osawa
週刊GD2019年10月29日号より