スタイリストの森岡弘さんがゴルフの着こなしについて語る「幸服論」。今回は、日本でも人気のあるリッキー・ファウラーの近年のファッションに注目。

●今月のテーマ●

冬の「差し柄」の着こなし方

モックネックではなく襟付きシャツなのがキモ

――今月は日本でも人気のリッキー・ファウラーの着こなしに注目したいと思っています。森岡さんの印象はいかがでしょうか?

森岡　若い頃は、ファウラーでしか着こなせないような独特の個性がありましたよね。今でもオレンジで統一したり、派手柄を積極的に着たりしていますが、昔と少し変わってきましたね。

――どのへんが昔と違いますか?

森岡　派手柄のトップスを着ていても全体的には正統的な雰囲気も残しているという点です。細かい部分で言えば、PGAツアーの間でもモックネックシャツがかなり増えていますがファウラーは襟付きが多い。そしてパンツもジョガー系ではなく最近はスラックスタイプをはいている印象があります。

――なるほど。一見、派手な着こなしに目がいきがちですが、細かなディテールはコンサバティブなわけですね。

森岡　そうなんです。私もずっとファウラーを追って見ているわけではないですが、少し前までは、あえてシャツの裾を出したり、ジョガーパンツにハイカットシューズなんて取り入れていた印象でした。この着こなしなら僕らでも真似できる範疇だと思います。

「冬は“差し柄”でニュアンス足しがオススメです」（森岡）

差し柄としても効果的なポロシャツ4選

＜問い合わせ先＞トラヴィスマシュー（TravisMathew カスタマーサービス　0120-300-147）　ヒール クリーク（グリップ インターナショナル　03-6408-8686）　タイトリスト、フットジョイ（アクシネット ジャパン インク　0120-935-325）　デサントゴルフ、マンシングウェア（デサントジャパンお客様相談室　0120-46-0310）

月刊ゴルフダイジェスト2024年3月号より