【幸服論】Vol.58 カジュアルに見えすぎない オトナな“短パン”の着こなし方
これからの季節は短パンでプレーしたい日も増えるが、カジュアルになりすぎて着こなしが難しいという声も。しかし、プロの着こなしを見ると決してカジュアルすぎるようには見えない。そこで今回は、短パンの選び方と着こなしのポイントを聞いてみた。
PHOTO/Blue Sky Photos、Tadashi Anezaki、Tomoya Nomura
●今月のテーマ●
夏のショートパンツの選び方
ひざ上の丈感は絶対にマスト!
――森岡さん、カジュアル過ぎない短パンの選び方というのはありますか?
森岡 ポイントは丈でしょう。下の画像のプロのようにひざの皿を出すのはマスト。隠れると一気にカジュアル感が増すんです。短か過ぎても違和感が出ますのでひざの皿が完全に見えるのがベストです。
――なるほど。シルエットも選ぶコツはありますか?
森岡 裾がダボッと広いと一気にユルい感じに見えるのは想像しやすいと思います。けれど、ほっそりし過ぎているのもバミューダっぽく見えてカジュアルな雰囲気が高まります。なので、ゴルフボールが入るぐらいの隙間は欲しいですね。シルエットはスラックスを切った感じ。程よいテーパードだと高バランスです。
米ツアーのプロはタックインでもキマってる!
「丈はひざが出るぐらいでややテーパードがオススメです」(森岡)
スラックスやチノパンをひざ上で切ったようなシルエットだとシャツインもキマる
黒×ベージュでシックにまとめるのも手
凹凸のある生地で通気性は抜群。ハリがあるのでシワになりにくい。
●1万4300円/タイトリスト
ポロシャツ1万6500円、キャップ3520円、ベルト8250円、グローブ2420円/すべてタイトリスト ソックス1760円、シューズ3万800円/ともにフットジョイ
Point
ソックスは足首が隠れる長さが好バランス
くるぶし丈の短いソックスよりも、足首が隠れる長さの方が品良く見えると森岡さん。バランスがとれるとか
シルエットがスッキリしていれば
柄パンでもタックインがキマる
真夏にぴったりのメッシュ素材がキモ
軽いはき心地で気持ち良い一本。シャツの裾止めテープ付きなのも嬉しい。
●1万2650円/キャロウェイ
主張のある柄のスポーティな一本
ストレッチの利いたちょい厚手の生地感でスッキリとした印象ではける。
●1万9800円/サイコバニー
爽やかさが香るライトピンク
コットンライクな肌触りながら圧倒的なストレッチ性で動きやすい。
●1万5400円/デサントゴルフ
無地でも赤系ならば印象的に仕上がる
伸縮性の高い生地ながら適度にハリがありスッキリとした印象。シャツ止め付き。
●2万5300円/チュース
<問い合わせ先>
タイトリスト、フットジョイ(アクシネット ジャパン インク 0120-935-325)、キャロウェイ(キャロウェイゴルフ お客様ダイヤル0120-300-147)、サイコバニー(ジョイックスコーポレーション 03-5213-2532)、デサントゴルフ(デサントジャパン(株) お客様相談室0120-46-0310)、チュース(チュースショップ東京 03-5422-6381)
解説/森岡 弘(スタイリスト)
ファッション誌の編集からスタイリストに転身。芸能人やアスリートなどの多くの衣装を手がける
月刊ゴルフダイジェスト2023年7月号より