日本でぞくぞく導入されている「トップトレーサー」が聖地セントアンドリュースでも。練習場の利用者増に貢献
有名な「オールドコース」を擁するセントアンドリュースリンクスのドライビングレンジに「トップトレーサーレンジ」が導入され、好評を博している。
弾道を可視化し、数値を計測するトップトレーサーは2007年からPGAツアーに導入され、すでになじみ深いところだが、その”練習場版”も近年、各国の練習場に続々と導入されている。
実際、近隣の練習場で「トラックマンレンジ」や「トップトレーサーレンジ」を体験したことのあるゴルファーも多いはずだ。
セントアンドリュースリンクスによれば、今年8月末、同練習施設にトップトレーサーレンジの導入を開始。11月初旬までの2カ月強で利用者数が激増し、延べ1万人の利用者により約100万球のボールが打たれ、営業的に「大成功を収めている」という。
「若者にゲームを楽しんでもらい、経験豊富なゴルファーに世界基準の製品を提供することは、我々の果たす重要な役割です」とはセントアンドリュースの営業ディレクターであるダニー・キャンベル氏。
「導入により利用者の年齢層が幅広くなり、滞在時間も増しました。練習場の使用方法も大きく変わりましたが、なかでも『トップトレーサー30』(※)は中上級者がゴルフの技術を高めるために使われる機会が多かった」と成果を説明する。
トップトレーサーレンジは世界の有名コースを仮想ラウンドできる機能も持つが、そのなかにセントアンドリュース・オールドコースもラインナップされている。
オールドコースはパブリックコースではあるが、予約を取るのが容易ではないのは周知のとおり。来たるべき”いつか”のために練習ラウンド、やっておきたいところだ。
※トップトレーサー30……ティーショットを9回、グリーンを狙うショットを21回打つという実戦を想定した練習モードで、それぞれのショットで飛距離やボールスピード、曲がり幅などを測定できる
週刊ゴルフダイジェスト2022年12月27日号より