米国発のジュニア向けゴルフ大会の日本版「DAPチャレンジ」が初開催! その中身とは?
ジュニア層にゴルフの門戸を広げようという新たな試みが日本でも始まった。
ポイント制のゴルフゲーム「DAPチャレンジ2022U-15」がそれだ。
“DAP”というのは「ドライバー・アプローチ・パット」の頭文字で、ドライバーの飛距離、アプローチとパットの正確性を競うというもの。成績順にポイントを獲得して、合計点で優勝を争う競技で、日本では初開催となる。
主催は特定非営利活動(NPO)法人ファースト・ティ・ジャパン。第1回目となる予選は全国4カ所で開催され、真駒内CC(北海道)38名、北谷津CC(千葉)15名、大相模CC(神奈川)39名、有馬CC(兵庫)13名が参加して行われた。
小学4年生から中学3年が4グループに分けられ、各カテゴリーで優勝した男女32名が決勝大会に進んだ。同決勝はPGAツアーとJGTOの共同主管で開催される「ZOZOチャンピオンシップ」開催直前の10月9日、大会が開催されるアコーディア・ゴルフ習志野CCで行われる。
ファースト・ティは米国で生まれ、「ゴルフを通して人間形成を図る」目的で創設された。これまで全米で2000万人が受講。その日本版が15年に発足し、これまで18地区で2万人が受講している。
今回の日本の「DAP」は米国での「DCP」大会に範を置いている。「アメリカの“C”はチップショットの頭文字です。同じ名称にしたかったのですが、登録商標の問題があり、アプローチの“A”としました」(同事務局・速水忠保氏)
米国のDCPは、マスターズを主催するマスターズ委員会の提唱により、USGA、PGAオブ・アメリカがそれに賛同し、15年からスタートした。決勝大会がオーガスタナショナル18番を使って行われるとあって、毎年6万人が参加する人気イベントとなっている。
この新しい試み、日本でもぜひ根付いてほしい。
週刊ゴルフダイジェスト2022年10月4日号より