U25。ただし学生は不可。社会人のための個人戦が新設!
コロナ禍で注目を浴びているゴルフ。この機を逃すなとばかりに、さまざまな取り組みが始まっている。
公益社団法人「日本パブリックゴルフ協会(PGS)」は「PGS全日本ビジネスゴルファーズ選手権2021」の開催を発表した。
競技ゴルフは一般的にはゴルフ場の会員にならなければ参戦できなかった。そこで、メンバーコースを持たないパブリックゴルファーにも競技ゴルフの機会をと設立されたのがPGSで、全国各地にある加盟コースで日本パブリック選手権(現・アマチュアゴルファーズ選手権)など各種の競技ゴルフを開催している。
そんななか、新設されたのが同大会。社会人アマチュアが頂点を目指す位置づけになるだろう。PGS事務局次長の中村知則氏は「たとえばジュニアゴルファーだった人でも、卒業・就職して社会人になるとゴルフをやめてしまう人が多いんです。そして再開するのは40~50歳でコースの会員になってからというのがパターン。ならば、社会人になった直後の25歳ぐらいの若者を集めたいと考えました」と大会開催の動機を話す。
同大会は2月~3月、東日本地区6会場(泉国際GC、取手国際GC、よみうりGC、相模原GC、嵐山CC、千葉よみうりCC)、中部日本地区1会場(南山CC)、西日本地区7会場(瀬田GC、小野グランドCC、鳴尾GC、日野GC、青野運動公苑アオノGC、宇部72CC、麻生飯塚GC)で予選を行い、4月23日に決勝の全日本大会を浜松シーサイドGCで開催。
競技方法は18ホールのストロークプレーで、男性(一般)、男性シニア、女性(一般)の部門がある。出場資格は大会当日25歳以上で、HCなどの制限はなく、企業などに属する社会人アマ(学生は不可)。各会場の募集定員は80人で、エントリーは大会ホームページから。
ゴルフ場運営コンサルタントの石井米二郎氏は「ゴルフは同年代の人と回るのが楽しいもの。最近はアマチュアゴルファーズ選手権もジュニア、学生が多く、しかも敵わない。そういう意味で社会人限定のアマ大会というのは意義があると思います」と話す。
週刊ゴルフダイジェスト2021年1月19日号より