ゴルフ漬けの日々を送るなら「ニュージーランド」で決まり! 1カ月滞在した西澤優子コーチが魅力を語る

人気ゴルフコーチの西澤優子さんが、昨年末から約1カ月間、ニュージーランドで単身、ゴルフ合宿を行った。そこには、人生最高とも呼べる魅惑のゴルフライフがあった。
PHOTO/Yuko Nishizawa


西澤優子
大分県出身。森守洋プロが主宰する「森ゼミ」に入会し、インストラクターの道へ。東京・目黒区の「学芸大ゴルフスタジオ」でコーチを務める
腕を磨くには最適な地
そもそもなぜ、西澤コーチはニュージーランドを選んだのか。
「私は大人になってからゴルフを始めたので、人生で一度は『ゴルフ漬け』の日々を送ってみたいと思っていたんです。2年前くらいからそれに適した場所を探していて、ニュージーランドがぴったりだなと」
温暖な気候、穏やかで人懐っこい人々、日本人にも馴染みやすい食文化。そして何より、手頃なプレーフィーの本格コースが多いのが決め手だった。
「ホームステイ先から車で15分だった『ラスリーGC』は、メンバー同伴だと65ドル(約5600円)ですごくリーズナブル。もっと安いカジュアルコース、もっと高いリゾートコースもありますが、どこもコースレイアウトが面白くて、メンテナンスも悪くありません。強い風が吹くと、途端に難コースになったりします。ゴルフの腕を磨くには最適です」

日本から直行便で約11時間
面積は日本の4分の3ほど、人口は約500万人。成田から最大都市オークランド(北島)まで直行便がある
クライストチャーチGC



リンクスタイプの広々としたフェアウェイが広がる。クラブハウスも英国調
「シャーリー」の愛称で親しまれる
開場は1873年、ニュージーランドでは2番目、イギリス(UK)以外にあるコースとしては世界で7番目に古い、歴史と伝統のあるコース。元々は別の場所で開場し、1度移転(現在の「ラスリーGC」)した後、1900年に現在の「シャーリーリンクス」地区に再移転した。スコットランドのリンクスを彷彿させる、雄大なレイアウトが魅力。
ラスリーGC



クラブハウスにはトラックマンスタジオが併設。カフェは近隣住民の憩いの場にもなっている
空港から車で1分!?
低木草原地帯に広がるチャンピオンシップコース。近年、ニュージーランド出身で、欧州ツアーなど世界13勝の名プレーヤー、グレッグ・ターナーによってバック9が全面改修された。何よりクライストチャーチ空港から徒歩圏内( ! )のロケーションが魅力(実際はもちろん車を使用)。文字通り「飛行機降りたらすぐプレー」が可能。
クリアウォーターゴルフリゾート



ピンフラッグは風の強い地域ならではの形状。クラブハウスにはニュージーランドのスター、リディア・コーのキャディバッグも
市内中心部から車で20分
クライストチャーチ中心部から車で20分ほどのリゾートコース。63年に全英オープンを制した、ボブ・チャールズの名を冠した「SBCゴルフセンター」(チャールズは99年にニュージーランド女王から“Sir”の称号を授かっている)が併設されている。周辺は野生保護区のため、緑豊かで素晴らしい眺望が広がるコースとなっている。

イギリス統治時代の建築が多く残り緑あふれる「ガーデンシティ」
クライストチャーチは、ニュージーランド南島の東側、南太平洋を望む国内第3の都市。英国風ゴシック様式の建物と緑の庭園が多く、「英国以外で最も英国的な街」、「ガーデンシティ」などと呼ばれる
ゴルフ以外の楽しみもいっぱい
ハイキング

街を囲むように大自然が広がる
オックスフォード渓谷は定番のハイキングスポット。道のりは意外に険しい。休日は「レッツハイク!」が地元民の合言葉
渓谷の中にも小さなゴルフ場が
渓谷までの道のりには無人受付(!)の小さなゴルフコースが。ランチボックス持参で伸び伸びプレーするのもまた一興

グルメ

「カフェで朝食」は地元民の大定番
C1 Espresso
街中に残る歴史的な建造物を再利用したカフェもちらほら
おしゃれ空間でジビエを堪能
Kokomo 2023
「ココモ」は地元で人気のレストラン。写真は鹿肉のカルパッチョ。「カツオかと思ったら鹿でした」


ジャパンクオリティのラーメン店もある
Fumetan Ramen
今や世界中で人気のジャパニーズラーメン。「フメタン」は、「美味しくてリピートしちゃいました」
月刊ゴルフダイジェスト2025年7月号より