一度は回ってみたい! 巨匠・上田治が手掛けた関西南部の名コース2選
いま回るべきおすすめコースをピップアップ。今回は、数々のコースを生み出してきた名設計家・上田治が手掛けた、関西南部を代表する2コースをご紹介!
PHOTO/Takanori Miki
上田治 うえだ・おさむ。井上誠一と並び日本を代表するコース設計家。欧米の名コース視察の経験を生かし、多くの名門コースを生み出した。現存するだけでも50以上のコースがある
大阪ゴルフクラブ
“淡輪”は、打ちのめされても何度だって挑戦したくなる
グリーン奥に大阪湾を望む絶景ホール。奥が抜けていることと、左右のバンカーにより距離感をつかむのが難しい。
上田治が戦前に設計した歴史あるコース
フェアウェイのうねりや砲台グリーンなど、自然の地形を生かした18ホール。ちなみに、関西では大阪GCといわず「淡輪(たんのわ)」と愛称で呼ばれている
スリリングなホールが多い
名物ホールのひとつである14番。海風の影響を直接受け、海のほうを向いて打たないと大きく左に流されてしまう。景色は最高だが難易度は高い
駅から徒歩圏内の立地も嬉しい
電車で来る場合は大阪「なんば駅」から特急サザンで45分。「みさき公園駅」からはクラブバスが出ているが歩いても10分以内と、電車ゴルフもおすすめ
【帰りはココ!】
大阪湾の新鮮な魚を食す「寿司よし」
これからの季節ははも鍋が楽しめる。ほかにも大阪湾で取れた鮮度バツグンの魚を堪能できる。大阪GCからの送迎サービスもあり
大阪ゴルフクラブ
大阪府泉南郡岬町深日31
18H・6402Y・P72
コース設計/上田治
開場/1938年7月25日
橋本カントリークラブ
関西オープンが開催された本格コース
2016年に関西オープンが開催されたチャンピオンコース。広々としたコースで、初心者から上級者まで全てのゴルファーを満足させてくれる。こちらも上田治設計。池絡みのパー3では、コースは全体的に広々としているが、ハザードやグリーンのアンジュレーションが効いている。
山に囲まれた気持ちいいコース
南には高野山、北には大阪の山々が広がる。多くのホールから山が見渡せる
コースは広々27ホール
東、西、中の27ホール。練習グリーンの数も多く、ストレスフリー。試合では「東→西」を使用
【帰りはココ!】
夕飯は懐石料理で落ち着きを「朝日屋 割烹 智」
コースから10分ほどのところにある割烹料理屋。夫婦で営む和歌山を代表するお店。この道24年の大将が作る日本料理はまさに絶品。ミシュランガイド2022年に掲載
橋本カントリークラブ
和歌山県橋本市隅田町下兵庫1123
27H・10608Y・P108
コース設計/上田治
開場/1966年10月16日
月刊ゴルフダイジェスト2024年7月号より