【幸服論】Vol.53 ニットは“丸首”のほうがイージーに着こなせる
日中でもニットが欠かせない今の時季。プレー中はエリの出しやすいVネックが定番だが、実は丸首のほうが着こなしがキマるという。
PHOTO/Takanori Miki
●今月のテーマ●
いまトレンドのニットスタイル
丸首はインナーの自由度が高い
――ニットが欠かせない季節になりました。今季一枚新調しようと思うのですが、オススメはありますか?
森岡 プレー中の着こなしは、しっかりエリを出させるためにVネックが定番。ですが、僕は丸首を積極的に着ていますね。
――丸首はエリの処理が難しい印象があります……。
森岡 エリの先を出さずにチラッと見せるだけでいいので、むしろ個人的には丸首のほうが簡単だと思いますよ。エリの形を考えなくていいですしね。
――なるほど。近頃はモックネックも着るので、丸首のほうが合わせやすいかもしれません。
森岡 ただインナーの面積が小さくなった分、視覚効果で逆にエリ元の主張が強くなるので色あわせは重要です。同色系統で合わせるのがもっとも簡単。逆にあえてコントラストをくっきり出すのもオススメですよ。
ベージュ×白で上品かつスポーティ
淡い色でまとめたほっこり系
パンツはライトブラウンで締めるのがシックで◎。セーターは上と同じ、ハイネックインナー1万5400円、パンツ2万6400円、キャップ6600円、ベルト1万4300円/すべてキャロウェイ レッド レーベル、グローブ2750円、シューズ・オープン価格/ともにキャロウェイ
イエロー×黒でコントラストくっきり
鮮やかな色味はグレーパンツで中和
カシミアならではの風合いで、イエローはグレーパンツとも馴染みやすい。セーターは左と同じ、ポロシャツ1万5400円、パンツ1万5400円、キャップ3850円、ベルト1万3200円/すべてタイトリスト、グローブ2310円、シューズ1万7600円/ともにフットジョイ
丸首は柄などで遊び心を加えるのもアリ
Vネックに比べてエリ元がスッキリするぶん、装飾でニュアンスを出すと印象的になる。
ADMIRAL
スウェット感覚で着られるカジュアル系
ニット生地が厚めでスウェットのような仕立てが特徴的。1万6500円/アドミラル ゴルフ
DESCENTE GOLF
中央の切り返しが遊び心たっぷり
肌触りのいい素材感が魅力。下部分がリブ編みなのがポイント。1万9800円/デサント ゴルフ
TOMMY HILFIGER
大胆なロゴ使いが印象的な1枚
モックネックのジャカード仕立てが印象的な1枚。1万8150円/トミーヒルフィガー ゴルフ
le coq sportif
ツアーADのロゴがアスリートな雰囲気
薄手でサラッと着られるニット。腕元の装飾がアクセント。1万4300円/ルコックスポルティフ
HERG1
クールな印象のモードな丸首ニット
インナーがナイロン仕立てになっていて防風性が高い。冬でも安心。3万9600円/エルグワン
VIVA HEART
どこか懐かしさ香るスノーカントリーニット
厚手で冬でもこれ一枚で過ごせるほどの暖かさ。首元の厚みが◎。1万7600円/ビバハート
<問い合わせ先>
デサントゴルフ、ルコックスポルティフ(デサントジャパン(株) お客様相談室 0120-46-0310)、アドミラルゴルフ、トミーヒルフィガーゴルフ(ヤマニ ゴルフ事業部 03-5806-8055)、ビバハート(グリップインターナショナル 03-6408-8686)、エルグワン(トウキョウアスレチックユナイテッド 03-5790-9866)、キャロウェイレッドレーベル、キャロウェイ(キャロウェイ お客様ダイヤル0120-300-147)、タイトリスト、フットジョイ(アクシネットジャパンインク 0120-935-325)
解説/森岡 弘(スタイリスト)
ファッション誌の編集からスタイリストに転身。芸能人やアスリートなどの多くの衣装を手がける
月刊ゴルフダイジェスト2023年1月号より