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「長いショートホール」英語では何と言う?【ゴルフ“和製英語”辞典】

KEYWORD 英語雑学

普段当たり前のように使っているゴルフ用語は、実は日本独自の「和製英語」であるケースも少なくない。意外と知らない”和製ゴルフ英語”をご紹介!

長いショートホールは「ロング・ショートホール」ではなく……

ショートホール/ミドルホール/ロングホール

日本では、「パー3」(規定打数が3打のホール)のことを「ショートホール」と呼ぶことが多いが、英語の「short hole」は「距離が短いホール」という意味になり、必ずしもパー3とは限らない。英語ではストレートに「パー3」または「パー3ホール」(par 3 hole)と表現する。

「ミドルホール」「ロングホール」も同様で、英語では「パー4(ホール)」「パー5(ホール)」と呼ばれる。パー5の中でも距離が短いホールは「ショート・パー5」(short par 5)、距離の長いパー5は「ロング・パー5」(long par 5)などと呼ぶ。決して「ロング・ロングホール」のようには言わないのであしからず。

パー3のみで構成されるコースは、日本では「ショートコース」と呼ぶが、これも実は和製英語。英語で「short course」というと、全長が4000Y~5000Y台の短めのコースのことを指す。パー3のみからなるコースは、英語では「パー3コース」(par 3 course)と呼ぶので覚えておこう。

微妙な表現の違いではあるが、アメリカ人とラウンドしているときに、200Yの長いパー3に来て、「ここはショート」などと言ってしまうと、「200Yのパー3なんて短い短い」と、自分が飛ばし屋であることをアピールしているように聞こえかねない。うっかり“ショート”してしまったら目も当てられないので、くれぐれもご注意願いたい。