夏の大敵! 紫外線対策は「UPF」をチェックしよう【明日使えるゴルフ用語】
普段当たり前のように使っているゴルフ用語だが、その成り立ちや意味を問われたときに、正しく返せるだろうか? ここではラウンド中の会話やゴルフ仲間とのやりとりで使える、ゴルフ用語にまつわるうんちくを紹介する。
UPF
近年、夏用のゴルフウェアやインナーには、「UPF」の数値が表記されているものが増えている。
UPF(Ultraviolet Protection Factor)は、1996年にオーストラリアで確立された、衣類の紫外線防護効果を示す基準で、現在は世界基準となりつつある。UPFの最高値は50+で、これは、何も身につけない状態を0として、(時間的に)50倍以上紫外線に強い、ということを示す(仮に10分で素肌に紫外線の影響が表れるとすれば、500分以上その影響を遅らせることができる)。
ただし、UPFの数値が低いからといって効果がないというわけではなく、UPF14~24のものでも、およそ85%の紫外線をカットする機能は持っている。
日焼け止めを塗るのが面倒だったり、べたつきが苦手なゴルファーはUPFの数値が高い長袖インナーを着るのも効果的だ。夏用に売られている長袖インナーには紫外線を防ぐ役割のほかにも、接触冷感や吸汗速乾など、夏にラウンドするゴルファーにとって嬉しい効果ばかりが搭載されている。とはいえ、顔や手の甲など、どうしても衣服で覆い隠せない部分には日焼け止めを塗るのが好ましい。
ちなみに、半袖の下に着る長袖のインナーは、ごく一部のゴルフ場では、ドレスコードに引っかかるので注意が必要だ。インナーは“下着”といえるので、それが露出しているのは好ましくないというのがその理由のようだ。名門と呼ばれるコースへ行く際は、念のため事前にチェックしておこう。
いずれにせよ、ゴルフは1日中太陽のもとでプレーするだけに、紫外線対策は必須。まだ若いから、と過信せずに、対策を怠らないようにしよう。