【なんでもランキング】Vol.67 明治安田生命レディス開催の土佐CCは10番目。四国で最も古いゴルフ場はどこ?
ゴルフにまつわる様々なデータや記録をランキング化する本連載。第67回は、四国で最も歴史が古いゴルフ場をご紹介。
国内女子ツアーの第2戦が今週、高知の土佐CCで開催される。そこで高知を含む、四国で歴史の古いゴルフ場を調べてみた。
四国で初めての18ホールは1954年に開場した香川の高松カントリー倶楽部。当時の四国のゴルファーは瀬戸内海を渡って対岸の岡山まで3時間以上かけてプレーしに行っていたという。そこで「船に乗らずに行けるコースを」と、高松市内のインドアゴルフ練習場に通い詰めていた10人余りの熱狂的なゴルファーが中心となり用地を探す。そして鳴尾GCや三好CCを設計したクレーン兄弟の協力を得て、瀬戸内海を望む山の上に決定。まだ重機のなかった時代に人力で造成。そこは飛鳥時代に築かれたといわれる山城があった場所で、現在でもコースの中には城門跡などの史跡が残っている。
だが、18ホールに限定しなければ、戦前の四国には、全県にゴルフ場があった。最も古いゴルフ場は香川の高松ゴルフ倶楽部で1931年に6ホールで開場していた。高知では土佐電気鉄道が運営し、上田治が設計した6ホールの高知ゴルフ倶楽部が1936年に開場。愛媛には、県中部を流れる重信川の河川敷に6ホールの松山ゴルフ倶楽部と、住友の別子銅山があった新居浜に新居浜ゴルフ倶楽部の6ホール、計2コースがあり、徳島にも1937年には伊予電気鉄道が開発した徳島ゴルフ倶楽部が開場している。
<現存する歴史の古い四国のゴルフ場(18ホール以上)>
週刊ゴルフダイジェスト2023年3月21日号より
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