【道ラクツアラー】 「あっ危ない!」を防ぐドアギミック「e-ラッチシステム」搭載。レクサス「NX」
2014年に登場した初代モデルは、世界95の国と地域で販売され、累計販売100万台を達成し、レクサスの中核モデルとなったNX。そんな人気モデルが2世代目となった。新型は、レクサス初となるPHEVの採用など話題も多い点も注目だ
TEXT/Tomomitsu Chiba(モーターマガジン編集長) ILLUST/Hiroaki Seto
2代目NXは初のPHEVも設定した
NXは今や、レクサスの主力モデルに成長している。デビューから10年ちょっとで世界中で100万台も売っている人気モデルなのだ。そんなクルマのフルモデルチェンジなだけに、開発にも相当力が入っている。NXは、次世代レクサスの第一弾という位置付けにもなっている。
NXがプラグインハイブリッド(PHEV)を採用したこともニュースである。簡単に言えば、モーターもエンジンも積み、EVとエンジン車のいいとこ取りしたのがPHEVだが、レクサスのように多くのハイブリッドを持っているブランドでもその導入には慎重だった。それが初めてNXで用意されたのだから話題にならないはずがない。
さらにレクサス初採用となるe‐ラッチシステムも面白い。これはアウトサイドドアハンドル、インサイドドアハンドルの開閉を電気制御に置き換えたものだ。室内からはレバーを引くのではなく、スイッチを押すことでスムーズにできるようになる。
このシステムにはブラインドスポットモニターと連携させ、後方からの車両と接触する可能性があると、ドアを開ける動作をキャンセルする機能も持っている。環境にも安全にも配慮したNXは、今後も世界中で売れ続けるはずだ。
室内のデザインは一新した
ハンドルのタッチセンサースイッチを操作するとそれがヘッドアップディスプレイに表示される新機能を採用
LEXUS NX
全長4660mm、全幅1865mm、全高1660mm、ホイールベース2690mm。レクサス初のPHEVとなる450h+、ハイブリッドの350h(FF/4WD)、2.4L直4ターボの350(4WD)、2.5L直4の250(FF/4WD)という豊富なラインナップが揃っている
月刊ゴルフダイジェスト2022年4月号より