【私の「とんぼ」愛】大西ライオン<後編>団体戦もしっかり描かれている。子供たちには「チーム戦」を経験してほしい
4月からのテレビアニメ放送を前に「オーイ! とんぼ」好きを自認する著名人の皆さんに“とんぼ愛”を語ってもらうリレー連載。今回は前回に引き続き、お笑い芸人・大西ライオンさんに話を聞いた。
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- 4月からのテレビアニメ放送を前に「オーイ! とんぼ」好きを自認する著名人の皆さんに“とんぼ愛”を語ってもらうリレー連載。今回はかねがね「とんぼファン」を公言していた、お笑い芸人・大西ライオンさんが登場! 目指す“選手像”は安谷屋つぶら ――このたび「オーイ! とんぼ」のアニメ化が決まりました。4月6日(土)朝10時スタートです。やたーッ。おめでとうございます。……
『オーイ! とんぼ』のようなコースをラウンドして感動
――ところで大西さんは普段どれぐらいラウンドを?
週に2、3回ですねかね。真冬も真夏も関係なしです。この間も雪が降るなかダブルスの試合に出ていました。
――えー、すごい情熱。「とんぼ」のキャラクターにも負けていませんね。
いやいや。全然ですよ。
――先ほど出たお話では、好きなキャラクターはとんぼやつぶらだとのことでした。普通、特に男性読者はイガイガを挙げるんですよね。自分の姿をイガイガに重ねるみたいです。
あー、確かに。でも、イガイガってプロゴルファーじゃないですか。となると、僕の場合、イガイガに自分を重ねる感じではないんですよね。
――おっ、さすがプレーヤー目線。
あと、僕、子どもがいないからというのもあるかな。父親目線にはなれないんですよ。そっか、読者の人は父親目線になるんか、なるほどな。
――ちなみに、嫌いなキャラクターはいますか?
あの記者の人。あの人、ムカつきましたねー(笑)。「何やってんねん」って。でも、意外とあっさり退場した。そういうところもうまいと思います。あと、あの頃、実在のプロっぽい人たちがたくさん登場しましたね。「成多美寿々」とか。あのネーミングも絶妙でしたよね。
――そして、その流れで「プロ編」が始まるかと思いきや。
そうなんですよ。僕もそう思ったけど、しっかりアマチュアの世界を描いてくれている。「トヨタジュニア編」では、団体戦をしっかり描いてくれたでしょ。あれ、いいなと思っているんですよ。ゴルフって個人スポーツでしょ。でも、僕もスクランブルとか出ていてチーム戦の楽しさとか意義深さはすごく感じているんです。みんなのためにプレーするって良くないですか? ジュニアの子ほど、チーム戦は体験してほしい。僕も、子供にはゴルフだけじゃなく団体競技とかいろんなスポーツをやってほしいんです。自分のために戦うだけじゃない尊さを感じてほしくて……。
――あら、大西さん、お子さんいらっしゃったんでしたっけ?
いませんよ。結婚もしていません。今の話は全部妄想です(笑)。
――妄想トークでしたか。
あと、去年、「相席食堂」という番組で長崎の宇久島のコース(平原ゴルフ場)をラウンドしたんですけど、感動しましたね。「ここ『オーイ! とんぼ』のコースみたいや」って、一人でテンション上がりまくりだったんです。
――実は「とんぼ」はもともとあのあたりのコースを舞台にする予定だったんです。
あー、ほんまに!? いや、そんな感じがしたんですよ。本当は、そこでとんぼちゃんの「つばめボール」も試したかったんですけど、海に入れてしまいそうやからやめました。
――ボール、もったいないですもんね。
いやいや、ボールを海に入れてしまったら申し訳ないでしょう。ゴルフは、自然にね、ありがとうなんですよ。
――なるほど! 意外なほど壮大な話で締めくくりとなりました。ありがとうございました。
土曜の朝、アニメの放送を楽しみにしています!
大西ライオン
1979年生まれ。大阪府出身。ライオンのかぶり物と「心配ないさー」のギャグでおなじみ。競技にも挑戦するガチゴルファーで、YouTube「ゴル配ないさー」も人気。ベストスコア69