【石川遼】自分の感覚に合った高さと強さで飛び出すこと。出球がクラブ選びの条件です
2019年は年間3勝を挙げた石川遼。シーズン途中、ドライバーに悩む姿も見られたが、ひたむきに理想の弾道を追い求めてきた。そんな彼の最新クラブセッティング。
出球の高さがイメージどおり
「エピック フラッシュ サブゼロ」ドライバー
石川がこだわるのは、出球の高さ。
どれだけ飛距離が出ても自分が気持ち悪い高さだとそのスウィングは長持ちしないと考えている。自分が気持ちいいと感じることを一番大事にしている。
「ドライバーはボールに対してどのようなアングルでコンタクトするかが大事。アッパーの度合いを必ずチェックします。高さは高すぎず低すぎず、感覚的な部分が大きいですね」
2019年ドライビングディスタンスは300.92ヤード。ティショットの出来が調子のバロメーター
シャフトはPT-7x
アイアンはスピンで上がる球が打てる
「APEX MB」
「アイアンは出球が高いタイプは好きじゃないんです。低く出て、スピンで高く上がる球筋が好き。その点で使用し続けた『APEX MB』はぴったり合っていました」
石川は音にもこだわりが強い。練習時にイヤホンをしないのはインパクト音を大事にしているからだと話す。
「音は自分のなかでかなり大事な部分で、微妙な感覚を感じ取れる要素なんです。気持ち良く振れるかどうかという意味でも音は重要ですね」
アイアンはマッスルバック。打感、球筋とも理想の弾道を生む。3Iの代わりに21度のアイアン型UT
アイアンはマッスルバック。打感、球筋とも理想の弾道を生む。3Iの代わりに21度のアイアン型UT
アイアンはマッスルバック。打感、球筋とも理想の弾道を生む。3Iの代わりに21度のアイアン型UT
スウィング自体も年齢とともに進化している。2020年は再び世界で挑むための飛躍を課している。
3Wはドライバーとのマッチングを重視
新しいモデルを試すこともあったがエースはこの「XR16」。ドライバーからの流れを崩さないことを重視している
感性を活かせるヘッド形状と打感のウェッジ
打感を重視。フェースに乗る時間など感覚的な部分で選んだ
ショットと同じ感覚で打てる
エースパター。ネックからフェースへのつながりがショットと同じ感覚で打てる
エースパター。ネックからフェースへのつながりがショットと同じ感覚で打てる
出球の高さ、強さ、打感、音にこだわって選んだ14本
PHOTO/Tadashi Anezaki
週刊GD2020年1月7・14日合併号より