カラオケに行ったら何歌う? PGAツアー選手の選曲が話題に
PGAツアーの公式TikTokがあるのをご存じだろうか? そのアカウントで先日、選手にカラオケの選曲を尋ねたのだが、なかなか興味深い回答が集まった。
カラオケに誘われた場合、曲を選ぶのにコントローラーを30分もスクロールさせるのは気まずい。常に注目される存在であるPGAツアープレーヤーたちは、コース外でも「さすが!」と思わせるパフォーマンスが必要だ。場をしらけさせずに良い雰囲気を作る、そんなセンスある一曲を選手たちは持っているのだろうか?
まずは世界ランク1位の座をR・マキロイに明け渡したばかりのS・シェフラーの場合。彼が選んだのは50年代にヒットしたザ・チャンプスの『テキーラ』。歌詞がない楽曲だが、場の雰囲気が上がることは間違いない。おそらくダンスで盛り上げ、サビで「テキーラ!」と叫ぶのだろう。
M・ホーマはアリシア・キーズがしっとり歌い上げる『If I Ain’t Got You』をチョイス。ジョークが得意なホーマが真顔で歌い上げる姿を見てみたいが、かなりの歌唱力が必要な一曲だ。
J・トーマスは50セントの『キャンディショップ』を選んだ。ヒップホップ系の選曲はK・ミッチェルも同じで、ネリーの『グリルズ』と即答している。
T・フリートウッドはブルーノ・マーズの『アップタウン・ファンク』。いかにも彼らしい選曲だが、20歳にしてツアー2勝を挙げ、目下売り出し中のトム・キムが69年にニール・ダイヤモンドがリリースした『スイートキャロライン』を選んだのは、2000年代生まれにしては渋すぎるかもしれない。
イム・ソンジェは苦しまぎれに“K-pop”と答えたが、「ゴルファーじゃなかったら歌手」というイ・キョンクンはリル・ナズ・Xがジャック・ハーロウとコラボした『インダストリアル・ベイビー』。歌手志望だったイにしては意外すぎるチョイスだ。
PGA選手とカラオケ、想像しただけでワクワクする。
週刊ゴルフダイジェスト2022年11月15日号より