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“元ヤン”プロ・広田悟のABEMAツアー解説が面白いと話題!

国内男子の下部ツアー・ABEMAツアーは今季14試合が行われており、試合の模様はAbemaTVにて全試合中継されているが、中継陣の一人、広田悟の解説が「面白い!」と話題になっている。

広田悟は山口県出身の49歳。レギュラーツアー1勝を挙げるなど、2000年代後半に活躍した選手だが、なぜいま解説者として人気なのだろうか? その理由は、まるで副音声解説のようなライトな喋りと、忖度のないコメントだ。

たとえば先日開催された大会での一幕。最終日はスタートこそできたものの悪天候のため中止となり、前日まで首位だった小林正則が優勝を手にした。小林はスタートから3連続ボギーを叩いた時点で中止が決定しており、その際に「ダメだよ3連続ボギーで優勝なんかしちゃったらぁ」と、まるで野球観戦のヤジを飛ばすかのような解説でスタジオを笑わせていた。ほかにも「こいつ昔は悪かったんですよ」などなど、通常のゴルフ中継では耳にしない口調のオンパレード。

きっかけはJGTOの理事を務めている田島創志からコースセッティングアドバイザーとしての依頼があり、その時にラウンド解説を務めたこと。公共の電波に乗るにはちょっと荒っぽい口調だが、そこがウケたのだ。広田自身も初めてのことで最初は不安もあったが、実際にやってみると新たな発見もあり勉強になっていると話す。

「今の若い世代の選手とは接点がないので、知らない顔ばかりですが、今の子たちは本当に上手い。完成されていますね。自分的には好き勝手喋らせてもらっているだけですが、それでゴルフ中継が楽しいと思ってくれているなら嬉しいことです」

中学卒業後はいわゆる“ヤンキー”だったと自ら話すが、「決して怖い人じゃないんです」と広田。開けっぴろげで明るい物言いが、また視聴者には爽快なのだろう。

歯に衣着せぬ物言いが人気の理由

週刊ゴルフダイジェスト2022年10月18日号より