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グランピングに露天風呂、練習環境も充実! 長野・佐久高原のリゾートコースが設備投資を続けるワケ

コロナ禍でいちばん恩恵を被ったのは、クルマで行ける都心近郊のリゾートコース。これを追い風として、さらに設備を充実させたゴルフ場がある。

コース内にあるグランピング施設。ドッグランまである

長野県佐久市にあるサニーCCがそれだ。同CCは18ホールのほか、宿泊施設も完備。クラブハウス2階に20室の寝室を持つほか、敷地内に8棟の別荘タイプのコテージ、テラスからコースを望む5棟のコースサイドコテージ、さらにはグランピングテントも一基加え、計4タイプの宿泊施設で最大で180名の宿泊が可能となっている。

同CCは、これらの宿泊施設を利用してワーケーションに取り組んだのも早かったし、グランピングのテント設置も迅速だった。標高1100メートル、東京圏より10度近く涼しいという佐久高原でのキャンプ、満点の星を見ながらのバーベキューは特に好評だという。

練習環境も充実していて、ドライビングレンジ、アプローチ練習場はもちろん、6ホール(1852ヤード・パー23)のプラクティスコースも備え、さらにはクロスバンカーからのショット練習もできる。これらの施設はワーケーション客なら自由に使っていいという。

さらに同CCでは男性大浴場外に露天風呂と水風呂、貸し切りサウナ、ガーデンテラスにはファイヤーピット(日本でいう炉)も新設。コロナ禍で使用を中止していたカラオケルームも新装した。

これらの設備投資の理由を同CC支配人、渡辺利行氏は次のように話す。

「冬はクローズするので、4月から10月の間に何ができるのか? というのが私どものテーマです。ワーケーションも“押すな押すな”ではありませんでしたが、徐々に浸透してきました。長野には軽井沢というビッグネームがあるので……。うちも一度体験してもらうと、その良さがわかってもらえるのですがね」

同CCの状況をゴルフ場経営コンサルタントの菊地英樹氏は「これだけ受け入れ態勢が整っていると、ゴルファーの需要はもっと広がってくるでしょうね。何日いても飽きない、これが客を引き付けるいちばんの要素でしょうから」という。

軽井沢だけでなく、佐久高原にも足を延ばしてみてはいかが?

週刊ゴルフダイジェスト2022年9月6日号より

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