安田祐香は熱中症で無念の棄権…連日の酷暑に女子プロ悲鳴。稲見萌寧は4日間“白ウェア”で暑さ対策
連日猛烈な暑さのなか行われた「楽天スーパーレディース」。2日目を終えトップタイに立っていた安田祐香が棄権を余儀なくされるなど、選手たちは厳しい暑さに苦しめられた。
PHOTO/Hiroyuki Okazawa
強い日差しが照りつける、まさに酷暑。「資生堂レディス(6月30日~7月3日)のほうが暑かった」と言う選手もなかにはいたが、それでも連日30度を超える暑さ。選手もキャディもギャラリーも、注意していないといつ倒れてもおかしくない状況だった。しかも、前週が北海道だっただけに、選手たちは気温以上の暑さを感じたに違いない。それを象徴するように、9人の選手が体調不良で棄権や欠場する事態となった。安田祐香にいたっては、2日目を終わってトップタイと好位置につけていたにもかかわらず、熱中症のため棄権を余儀なくされた。
そこで大事になってくるのが暑さ対策だが、日傘や氷のうは当たり前、稲見萌寧は、ウェアにも“暑さ対策”をほどこしたと父・了さんが話してくれた。
「対策というほどではありませんが、急きょ、白のウェアを4日分用意しました。少しでも涼しく感じるように。それにしても暑いですよね」
今週はまた北海道でmeijiカップが行われる。「暑さで頭が痛くなったりしました。ただ、この暑さもあと一日。我慢していいプレーをしたいです」と、3日目が終わった後に話していた小祝は、最後に気合いを見せ最終日68とスコアを伸ばして地元北海道へ向かった。
暑さという意味では、今週はほっとできる一週間になるだろう。
無念の途中棄権となった安田。「地元だし、ショットの調子もよかったので、何とか決勝ラウンドもプレーしたかったのですが、とてもプレーできる状態ではなかったので棄権しました」とコメント
稲見はウェアを4日間“白”に変更
少しでも涼しくしようとウェアの色を白を基調としたものに急きょ変更したという稲見。単独2位に入り、ホステスプロとしての役割をきっちり果たした
4日間で6000人以上が来場した今大会。ギャラリープラザにはミスト扇風機が設置されるなどの暑さ対策がなされた
週刊ゴルフダイジェスト2022年8月16日号より