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【ゴルフジム】「フェアウェイウッドでダフることが多い。インから入れる意識を持っているのですが…」

読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「フェアウェイウッドでミスが出る」というもの。その解決法とは?

PHOTO/Yasuo Masuda TEXT/Daisei Sugawara THANKS/東京ゴルフスタジオ

教える人/吉本舞

よしもとまい。佐賀県出身。USLPGA「ティーチング&クラブプロフェッショナル」資格保持。楽しみながら上達を目指す。SNSでレッスン動画を多数公開している。「東京ゴルフスタジオ」インストラクター

<今週のお悩み>
「3番、5番ウッドをラウンドで使うと
ダフったり、引っかけたりします」

●高橋俊明さん(65歳/身長165cm/ゴルフ歴40年/ベストスコア86/平均スコア98)
ボールだけをクリーンに、インサイドから打とうという意図が感じられるスウィング。それにより、インパクト前後の軌道がアッパーになっている。ラウンド中の状況を考えると、もう少し上から打つほうがミスは減らせるはず

高橋 ラウンド中、200ヤードくらい打ちたいときにウッドを持つと、ダフって全然、飛ばないことが多いんです。

吉本 インパクトの、イン-アウトのパス(軌道)がちょっと強い感じがしますね。イン-アウトはアッパーブローになりやすいですから、ウッドだと薄く(ボールの上部に)当たりやすいんです。それがイヤで厚く当てようとすると、今度はヘッドが手前に落ちてダフります。ですので、逆に少しアウト-インに振るような気持ちで、ボールの先にスウィングの最下点をイメージして打てるといいですね

インパクトゾーンが短くなりすぎています

高橋 インから打つのが「鉄則」だと思ってました。

吉本 コースだと、ボールの手前からきれいにヘッドを入れられるとは限りませんから、ウッドでも少し上から打つ感じのほうが、いろいろなライに対応できるんです。高橋さんの場合、テークバックの時点でクラブをインに引き込みすぎているので、一旦フォローを出して、そこから引き戻してトップまで上げるドリルがおすすめです。連続素振りもいいですね。そうやって、少し外に上げて、外からそのまま下ろすようにすると、最下点の位置が自然にボールの先になるので、ダフリは少なくなるはずです。

高橋 ボールと地面のすき間にきっちりヘッドを入れる感じですか?

吉本 ヘッドが上から入るようになると、ボールの上側5分の1より少し下に当たれば、きちんとボールは上がってくれますよ。

これで解決!
「ややアウトから入れる意識で
 最下点をボールの先に」

Point 1
やや上からヘッドを入れる

インパクトはレベルブローというより、少しだけダウンブローのイメージのほうがいい。アウト-イン軌道で振れると、ヘッドは自然にやや上から入る

Point 2
テークバックは少し外に上げる

右ひじを曲げて、体につけたままテークバックするとヘッドがインに引かれやすい。右ひじを軽く伸ばした状態で上げると、ヘッドはやや外に上がる

Drill 1
ボールの先のタオルをめくるように打つ

ボールの先に、少し(ボール2個分程度)離してタオルを置き、タオルをめくるイメージでボールを打つ。スウィングの最下点をボールの先において打つ感覚が身につく

Drill 2
フォローから巻き戻して上げる

フォローを出した位置からスウィングを巻き戻してトップまで上げると、ヘッドをインに引き込みにくくなる。やや外に上げることで、アウト-インに振りやすくなる

週刊ゴルフダイジェスト2022年6月21日号より