【ビクトル・ホブラン】プロ転向して即優勝。ノルウェーの新星は4本ウェッジでスコアを伸ばす
2018年の全米アマチャンピオンにして19年のマスターズ&全米オープンローアマ。そんな華々しい戦績を持つビクトル・ホブランのセッティングは?
プエルトリコオープン制覇
ノルウェーの新星
ビクトル・ホブラン
これ以上ない戦績を提げプロ入りしたノルウェーの新星、ビクトル・ホブランがプエルトリコオープンで初優勝を果たした。ピンと契約をしたホブランのクラブへのこだわりはウェッジに詰まっている。
100㍎以内は4本のウェッジで攻略。60度(実際は58度)はフェースの開閉がしやすい「TS」(ソール幅が狭いタイプ)を使用。「100㍎以内が大事。ここを厚くしてスコアを作るんだ」
プロになってピンゴルフと契約。「ピンは世界イチのクラブだと確信したから。こだわりはウェッジ。45度、50度、56度、60度の4本を入れている。50度は1度寝かせて、56度は1.5度、60度は2度フラットにしている。抜けを良くするためネックの部分のソールを少し削ってもらったことでライが悪くても突っかかったり刺さったりしなくていい感じなんだ」
ドライバーは限りなくストレートに近いドローが持ち球で飛んで曲がらないのが強みだと本人は話す。
ホブランのドライバー
低スピンで曲がらない
ピンG410LST
ドライバーは直進性の高さに定評がある「G410LST」。「気持ちよく振ったら軽いドローが出てくれるんだ」
「フェアウェイキープ率もパーオン率も悪くないけれどグリーンを外したときいかにスコアを落とさずすんなりパーをセーブできるかがポイント。だからウェッジが重要。ドライバーもアイアンもスタンダードより0.5度フラット仕様。ドローヒッターなのでアップライトだと球が引っかかりやすいから。いまのセッティングにはすべて満足しているよ」
22歳のホープには自信と勢いがある。
アイアンはiブレード
つかまりすぎないことが大事
アイアンは操作性に優れた「iブレード」。見た目がシャープで、つかまりすぎない点がお気に入りポイント
打感と打音が最高
エースパターはシグマ2
ウルヴァリンH
パターはオートマチックに動かせるマレット型。「ソフトな打感と音がいい。いいイメージが出やすく、思った通りにヒットできる」
“下を厚く”
ショートゲーム勝負
PHOTO/Tadashi Anezaki
週刊ゴルフダイジェスト2020年3月24日号より