【吉田優利】プロゴルファーだって、クラブはやさしいほうが絶対いい!
開幕戦がまだ決まらない2020年ツアー。しかし、活躍が期待されるプラチナ世代のなかでも、その中心にいる吉田優利。今回チェックするのは彼女のクラブセッティングだ。
アイアンを武器に初優勝を目指す
ツアーB JGR HF-2
吉田優利はショット力の高さが武器、プロとして活躍するために核となるクラブは? と本人に聞くと「アイアンです」と即答。
「スコア的な部分ではパターが大事なクラブになると思いますが、私の場合は今の課題という意味も含めてアイアンです。セカンドショットの精度を上げることが活躍するために必要だと感じています」
では、どんなクラブが吉田にとっていいクラブなのか。
「大事にしているのは顔です。構えたときに自分にとってしっくりくるかどうかが一番大事。アイアンで言えば、『無理をしなくても球が上がる』ことがイメージできるもの。あとは打ってみて、打感や弾道を見て、数値がよければそれを使います。気をつけているのは難しいクラブを使わないこと。アマチュアの頃はやさしすぎるクラブを使うのはよくないと言われていたのですが、プロの試合で感じるのはやっぱりプロでもやさしいクラブを使うべきだということです」
ルーキーとは思えない芯の強さを感じる吉田の活躍に期待したい。
イメージ通りの弾道が楽に出せる
ツアーB JGRドライバー
ドライバーで大事にしているのは構えたときの顔。どっしりとして安心感があり、球を押せるイメージが湧く
FWもやさしさ重視
テーラーメイド グローレ
楽にキャリーが出るモデル。つかまりがよくライン出しもできる
楽にキャリーが出るモデル。つかまりがよくライン出しもできる
長いパー3で活躍
ツアーB XD-H
UTは飛距離、コントロール性の両面を大事にしている。アイアンに近い感覚で打てて、長いパー3でも活躍してくれる
UTは飛距離、コントロール性の両面を大事にしている。アイアンに近い感覚で打てて、長いパー3でも活躍してくれる
基本は58度転がしは52度
2本を使い分ける。基本は58度だが、低い球や転がしなど、足を使いたいときは52度
2本を使い分ける。基本は58度だが、低い球や転がしなど、足を使いたいときは52度
2本を使い分ける。基本は58度(写真)だが、低い球や転がしなど、足を使いたいときは52度
ピン型で感性を生かす
パターは小ぶりなピン型。打感がよく、手に伝わる感触がお気に入り
パターは小ぶりなピン型。打感がよく、手に伝わる感触がお気に入り
どの番手も、上がってつかまるモデル
PHOTO/Shinji Osawa
週刊ゴルフダイジェスト2020年4月7日号より