【オーガスタ女子アマ】吉田優利の妹・鈴が20位と健闘「これからもチャンスを逃さないよう」
<オーガスタナショナル女子アマチュア選手権/チャンピオンズリトリートGC、オーガスタナショナルGC(ジョージア州)/3月30日〜4月2日>
マスターズの前哨戦「オーガスタナショナル女子アマチュア選手権」に、日本から4人のアマチュアが出場。難コースに苦しみながらも、18歳の吉田鈴がオーガスタナショナルGCで行われた決勝ラウンドに進出。20位と健闘した。
写真/宮本卓
今週開催されるマスターズトーナメントに先立ち行われた「オーガスタナショナル女子アマチュア選手権」。 昨年は梶谷翼(滝川第二高卒)が優勝。日本勢として連覇を狙う、橋本美月、六車日那乃、吉田鈴、手塚彩馨が出場したが、予選が行われたチャンピオンズリトリートGCの硬いグリーンに苦しめられ思うようなプレーをさせてもらえなかった。
そのなかで唯一予選を突破し、最終日にオーガスタナショナルGCでプレーした吉田鈴。トータル7オーバー、20位で終わった吉田は悔しさから大粒の涙をこぼしながら、「アンダーパーでプレーすることが目標でしたが、技術的に未熟でした。スピンや上げる球が必要で、攻め方も考えないと強くはなれないと感じた。でも、初めての国際試合は友達もできて楽しかった。チャンスは来たときに一度しかつかめないので、今後もチャンスが来たら逃さないようにしたいです。今後マスターズを見るたびに自分の経験を重ねられる。一生の思い出になりました」。
オーガスタでもらった大きな経験や課題を胸に、それぞれの道を進んでいく。
橋本美月(東北福祉大)
12オーバー・58位タイ
空気感に圧倒されて力んでしまったというが、「高校の後輩、梶谷翼選手や大学の先輩、松山英樹プロに負けないように頑張ります」
手塚彩馨(長野・佐久長聖高)
9オーバー・43位タイ
フライト遅延などトラブルでオーガスタ入りが遅れ「最初は攻め方や落とし所がわからず苦労した」が最後まで諦めずにプレーした
六車日那乃(日本ウェルネススポーツ大)
10オーバー・51位タイ
大会前オーガスタに行きグリーンの美しさに驚いた。「キャディさんが“やればできる”と声をかけてくれ楽しくプレーできました」
優勝は16歳のアンナ・デービス
最終日のオーガスタナショナルGCを「69」で回り、3日間トータル1アンダーで優勝を飾ったのは16歳のアンナ・デービス(アメリカ)。トータルアンダーパーをマークしたのは1人だけ
週刊ゴルフダイジェスト2022年4月19日号より