【この技で初優勝!】杉山知靖編 #2「ピンに絡む! “トン・トン・ツー”のスピンアプローチ」【動画あり】
2021年のブリヂストンオープンで悲願のツアー初優勝を果たした杉山知靖の得意技は、正確無比なユーティリティとスピンの効いたピッチ&ラン。今回は適度なスピンでピンに寄るピッチ&ランの極意を教えてもらおう。
PHOTO/Hiroyuki Tanaka THANKS/レイクウッドGC
杉山知靖
すぎやまともやす。93年生まれ。神奈川県出身。中央学院大4年のときにプロ転向。AbemaTVツアーを中心に活躍し、2021年のブリヂストンオープンで悲願の初優勝を果たす。レイクウッドコーポレーション所属
「トン・トン・ツー」のピッチ&ラン
インパクトはハンドレート
GD 杉山プロは優勝したブリヂストンオープンで、チップインバーディを4つ決めていますね。
杉山 そうですね。少しスピンを入れて、ワンバウンド目でブレーキをかけてから転がる、いわゆるトン・トン・ツーッのピッチ&ランがうまく入ってくれました。
GD どうやって打っているのでしょう?
杉山 フェースを開いてカットにスピンをかけると、転がりが不安定になります。そこで、ハンドレート気味にスクエアにインパクトするのがコツ。ボールをフェースに乗せて、スピンをかけます。
GD ハンドレートというのは意外ですね。
杉山 実際にはハンドレートではありませんが、イメージではそう。金魚すくいのとき、ポイが破れないように、できるだけポイを寝かせて水面を滑らせますよね。あの感覚にちょっと似ていますよ。
Point 1
フェース使いは「金魚すくい」のイメージ
ポイが破れないように動かす
水の抵抗ができるだけ小さくなるように、水平に近い感じで横にスッと動かす
右手のひらだとこんな動き
右手のひらをフェース面と考えると、ロフトを寝かせて動かすイメージ
クラブでやるとこうなる!
Point 2
ヘッドを返さず丸く振る
スピンの効いたピッチ&ランを動画でチェック!
週刊ゴルフダイジェスト2022年2月15日号より