【プロスペック】宮本勝昌「このウェッジだけは替えられません」
PHOTO/Tadashi Anezaki
プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回はツアー通算12勝のベテラン・宮本勝昌のセッティングに注目
宮本勝昌
1972年生まれ。静岡県出身。ツアー通算12勝。シニア入り目前の年齢にさしかかってきたにも関わらず、飛距離を含め堂々とレギュラーツアーで戦っている
宮本勝昌は基本的にはそれほど頻繁にクラブを替えるタイプではない。いまのエースドライバーは19年にツアー優勝した際のモデルを使い続けているし、ウェッジに関しては本人さえもいつから使用しているか記憶が定かでないほど同じタイプを使用している。
「このウェッジはもう長いですよ。新しいものに替えないというより替える気がない(笑)。構えたときの顔の座りやフィーリングの出方がいいんでしょうね。感覚的なものですよ」
あまりクラブを替えないと言ったが、頭から拒否するようなことはしない。いいものは純粋に取り入れるが、そこまでに時間がかかるというだけだ。それだけ自身の感覚を大事にしているという。これだけの経歴と経験があるならなおさら感覚的なものが重要になるだろう。
「ドライバーは新しいものも試していますけど、完全に替えるにはもう少し時間が必要かなと。アイアンは新しいのに替えました。フジサンケイではキャビティを使って、翌週はブレードタイプを使いました。両方いい感じなので試合によって使い分けています」
2021年は49歳で40代最後の歳。同志の藤田寛之と共に、中年の力を今一度見せて、男子ツアーを盛り上げてもらいたい。
ドライバーは最新モデルを試しつつ併用中。ボールが食いつく感じが気に入っている フェアウェイウッドは「M5」を長く使用。ボールを拾いやすく操作性も高い 2020年からホンマのアイアン型UTを投入。長い距離も高さで止められる コースのタイプによってキャビティとブレードの2種類のアイアンを使い分けている パターはスコッティキャメロンのマレットタイプを使用。いいと感じたものは積極的に取り入れる
1W ブリヂストン ツアーB XD-3(9.5度)/ツアーAD MJ-7 プロトタイプ・X/280Y
3W テーラーメイド M5(15度)/ツアーAD F プロトタイプ・X/250Y
5W テーラーメイド M5(18度)/ツアーAD F プロトタイプ・X/235Y
3UTI ホンマ ツアーワールド TW-U/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/225Y
4I ブリヂストン ツアーB 200CB/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/210Y
5I ブリヂストン ツアーB 200CB/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/195Y
6I ブリヂストン ツアーB 200CB/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/180Y
7I ブリヂストン ツアーB 200CB/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/170Y
8I ブリヂストン ツアーB 200CB/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/155Y
9I ブリヂストン ツアーB 200CB/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/140Y
PW ブリヂストン ツアーB 200CB/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/130Y
AW ツアーB XW-B 無限(52度)/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/115Y
SW ツアーB XW-B 無限(52度)/NSプロ モーダス3 ツアー125 システム3・X/90Y
PT スコッティキャメロン サークルT プロトタイプ
週刊ゴルフダイジェスト2021年1月5・12日合併号より