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韓国のゴルフ場で日本車が“出禁”に!? でもカートは「ヤマハ」製という謎

韓国南西部・全羅北道(ぜんらほくどう)にある18ホールのパブリックコース「アネスビルカントリークラブ(AnesVilleCC)」が、22年1月より、日本車による来場を禁止すると発表した。

といっても、トヨタや日産、ホンダなど、日本製の車を持つゴルファーがプレーできないわけではなく、コースの駐車場に車を停めることができず、ゴルフバッグを降ろす補助をしないという話。日本車の入場自体は許容されており、各自が代替となる駐車場さえ準備すればプレーは可能とのこと。

声明によれば、「私たちの目的は、日本の帝国主義の迫害と戦い、国を守り、次の世代へ自由を受け渡すために戦った私たちの祖先の行為を称えることだ。私たちの活動と信念をサポートしてくれるようにゴルファーにはお願いしている」とのこと。しかし、このコースでは日本企業であるヤマハ製のゴルフカートが使用されていることから、日本製品を徹底的に排除しているわけではないようだ。

さらに「歴史を湾曲し、韓国国民に十分な謝罪を行わない日本に対する民間企業の意思です」と付け加えているが、「単なるパフォーマンスなのでは?」「日本を嫌うことが愛国だと勘違いしている」など、韓国のインターネット掲示板では、批判的な意見も多い。

日韓問題に端を発する日本製品の不買運動(ノーノー・ジャパン)はこれまでもたびたび展開されてきたが、今回の出来事も、そうしたことが背景にあるのだろう。これを伝えた英フィナンシャルタイムズ誌は、日韓の関係強化が求められるなかでのエピソードとして紹介し、また来年3月に韓国の大統領選が控えるなか、民主党のイ・ジュミョン氏と野党の国民の力のユン・ソギョル氏の一騎打ちとなることが決まった矢先での発表ということで、両候補の対日政策にも関心が高まる可能性も秘めている。

いずれにせよ、ゴルフに政治を持ち込むのは、ちょっとやりすぎかも……。

今年に入り、韓国での日本車の販売台数は増えているというが……(写真はソウル近郊の88カントリークラブ。PHOTO/Tadashi Anezaki)

週刊ゴルフダイジェスト2021年11月30日号より