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【名物ホールでいつかバーディ】Vol.8 ワンオン可能! でも難度は2番目「川奈ホテルGC大島C」13番パー4

かつてチョイス誌の編集長も務めたゴルフコースのスペシャリストが日本全国の名物ホールをレポート。今回紹介するのは、川奈ホテルGC大島Cの13番ホール。

【名物ホールFile 8】

川奈ホテルGC大島C
13番ホール 286Y PAR4

“幼稚園コース”のなかで
とりわけ油断できない13番

川奈ホテル大島コースは1928年、日本のゴルフ草創期に活躍した大谷光明の設計によって開場。川奈ホテルを創設した大倉喜七郎男爵は、大谷に「選手権コースと、初心者用の幼稚園コースの2つの18ホールを造りたい」と依頼、その幼稚園コースが大島コースになる。ちなみに、1962年世界アマチュア選手権が開催されたとき、大島コースは練習コースとして使われ、好評を博した。

各ホールには、スコットランドのリンクスのようにニックネームが付けられている。今回紹介する13番ホールは、VENI VIDI VICI(ヴィニ・ヴィディ・ヴィキ)。古代ローマ帝国の皇帝シーザーの故事からで「来たり、見たり、勝てり」という意味だ。

ホールは豪快な打ち下ろしで、距離も短く1オンも可能。だが、相模湾からの風を受けて球は想定外の場所に落下することもあり、そうなると深いラフの中を探し回ることになる。グリーンの左は広いが、そのエリアは傾斜でライも複雑になり、2打目の距離感がつかみづらい。右サイドはコース外になるためスライスは禁物。さらにグリーン右奥には余地がないなど、さまざまな注意が必要で、HC2というのも納得できる。大島コースは打ち上げ、打ち下ろし、ブラインドが続き、距離が短いからと油断すると、スコアがまとまらないのが特徴でもある。

プレーはセルフの乗用カートで、フェアウェイ走行ができるため快適に過ごせる。1928年の頃のゴルファーに思いを馳せてプレーするのもいいのではないだろうか

スタート小屋でラーメンに舌鼓

大島コースでのランチは、インのスタート小屋で食べることになる。人気は名物の磯ラーメン850円

川奈ホテルゴルフコース大島コース

静岡県伊東市川奈1459
18H・5711Y・P70 
コース設計/大谷光明


文/吉川丈雄

特別編集委員。1970年代からアジア、欧州、北米などのコースを取材。チョイス誌編集長も務めたコースのスペシャリスト。現在、チョイス誌ベスト100選考委員、日本ゴルフコース設計者協会名誉協力会員としても活動


月刊ゴルフダイジェスト2021年12月号より