【通勤GD】かなり気をつけて振らないと体が右にズレてしまう。それなら1軸を意識してトップから鋭く叩こう
読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する週刊ゴルフダイジェストの人気連載「ゴルフジム」。今週の通勤GDはアマチュア岡田さんのお悩みを上野プロが解決!
【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。
今週のお悩み!
かなり気をつけて振らないと
体が右にズレてしまいます
レッスン前の岡田さんのスウィング
岡田 ミスが出るときは、 テークバックで右腰が右にずれていることが多いので、 右腰を横じゃなくて、後ろに引く意識で振っています。
上野 右腰はかなり気を使 っている感じなので、そこまでズレなさそうですが、 右腰が止まっても、上体 (頭)が右に動く場合もあります。そっちのほうも意 識しておかないと、右スライドは完全には止まりません。
岡田 確かに、悪いときは、 頭が右に動いていると指摘されることもあります。
ココが原因!
「右へのスライドは右腰だけ意識しても完全に止まりません」
トップが縮こまると 上体を右にずらしたくなる
ハンドダウンに構えるほど、テークバックでリストコックを使いやすい。早めにコックを使うタイプは、トップで右ひじが縮こまりやすく(写真)、トップの大きさを確保しようとして、右に動きやすい
これで解決!
1軸の意識を強化し、
トップから鋭く叩こう
ポイント
“ひとつの動き”で「トップから」叩く
「インパクトバッグ」は、「叩く」感覚を身につけるのに最適。ダウンスウィングの途中から叩き にいくのではなく、トッ プからひとつの動きで叩くイメージを持つと、軸をズラさず回転できる
左腕を伸ばして体の回転でトップまで上げる
軸を左右に揺さぶらない 「1軸」スウィングの場合、コックを最小限に抑え、左腕を伸ばして上げ ていくと、体の回転によってトップの大きさを確保しやすい
ドリル
右足を半歩引いて小さいドローを打つ
右足を少し引くと、右腰を後ろに引きながら回転させやすくなり、右腰をズラさずにテークバックする感覚がわかる。小さいドローが出るのが、 腰の回転を正しく使えている目安
上野 まず、アドレスをもう少し、ハンドアップにしたほうがいいです。ハンドダウンに構えると、コック が使いやすくなるので、ひじをゆるめた、コンパクトなトップになりやすいですよね? この形のトップは、テークバックで積極的に右サイドに乗っていく、いわ ゆる「2軸」のスウィングと相性がいいんです。でも、 岡田さんは、体のスライドを抑えた「1軸」のスウィングを目指しているわけだ から、少しハンドアップに構えて、コックを使わずに、 左腕を伸ばして上げていくトップのほうが合うんです。
岡田 トップで両腕の間の空間がつぶれ気味なのが、 気にはなっていたんです。
上野 トップで左腕がしっかり伸びれば、空間が確保されて、手が高いところに上がります。トップからは、軸をズラさないように回転しながら、インパクトまで 「ひとつ」の動きで一気にクラブを下ろします。「インパクトバッグ」を使うと、 一気に下ろすイメージがわきやすいと思います。
週刊ゴルフダイジェストより
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