【通勤GD】ドライバーは当たるのにアイアンが当たらない!? アイアンはドライバーほど早く振れないことを理解しよう
読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する週刊ゴルフダイジェストの人気連載「ゴルフジム」。今週の通勤GDはアマチュア藤城さんのお悩みを上野プロが解決!
【通勤GD】
通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。
今週のお悩み!
ドライバーは当たるのに、
アイアンが当たりません
レッスン前の藤城さんのスウィング
藤城 ドライバーは好きなんですが、アイアンが当たりません。どちらも同じスウィングをしているつもりなんですが……。
上野 藤城さんの意識の中で、「同じスウィング」というのが、「同じ出力(ス ピード)」になっちゃってるんじゃないかと思います。 ドライバーとアイアンだと、 ドライバーのほうが軽くて長いので、当然、ヘッドの動きは速くなりますよね?
上野 アイアンも同じスピードで振ろうとするのは、重いリュックを背負いながら、 リュックがない状態と同じ速さで走ろうとして頑張っているのと同じです。それだと、無意識に100パー セント以上のスウィングをしてしまうことになるので、 バランスが崩れてうまく当たらないんです。
ココが原因!
ドライバーとアイアンの重さの違いを無視している
ドライバーと同じ「出力」で 振っている
ドライバーは14本のうち、いちばん軽いクラブ。対して、アイアンはそれより重いので、同じ「出 力」で振ることはできない(同じ力加減で振るとスピードが 落ちる)
藤城 確かに、同じ速さで振ろうとしていたかもしれません。
コレで解決!
アイアンはドライバーほど
速く振れないことを理解しよう
上野 体が同じように動いても、持つクラブによってスウィングのスピードが変わるということを覚えておく必要があります。たとえば、ドライバーで何度か素振りをしたあとに、クラブを置いて、腕だけで同じように素振りをします。その感覚が残っているうちに、 今度はアイアンを持って、 同じ力感で振ってみると、 ドライバーとアイアンの出力差(同じ力加減で振ったときのスピードの違い)がわかります。
ドリル
クラブなしの素振りをどのクラブでも再現する
①ドライバーで無理なくスウィング
②クラブなしで素振りを繰り返す
③クラブなし素振りと同じ力感で振る
ドライバーでのフルスウィング(無理なく振れる最大スピード)をイメージしながら、 クラブなしで素振りを繰り返す。その力加減を変えないよ うにアイアンを振ると、バランスよく振れる
ポイント
インパクトで左サイドに流れない
アイアンで「振りすぎている」場合、インパクトで上体が目標方向にずれていること がほとんど。左サイドを突っ込ませないように意識すると、 振りすぎを防止できる
藤城 アイアンって、こんなにゆっくりヘッドが動くんですね。今まで、無理やり速く振ろうとしていたのが、よくわかります。
週刊ゴルフダイジェストより
京都発・令和初の黄金スペック!
週刊ゴルフダイジェストをキンドル版で!