【ギア選びのウソホント】Vol.60 UTはウッド型とアイアン型、どっちを選べばいい?
「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!
アイアン、ドライバー&スプーンと決めたら次はウッド&UTです。なぜ、この順をオススメするかというと、ウッド&UTはスプーンといちばん長いアイアンの間の距離を埋めるクラブだからです。たとえば、狙ったところに止めるというアイアン本来の目的を達成できるクラブが6Iまでの人と、プロのように3Iまでの人では本数や必要ロフトが変わってきます。
さて、仮にアイアンが6番(27度前後)までのセッティングになったゴルファーの場合、求める距離を考えると、5Iの代わりにロフト角24度前後のUTを選択することが多くなるはずです。その場合、UTの形状をウッド型か、アイアン型かを決める必要があります。この基準は2つあって、(1)求める弾道の高さ(2)顔の好み、で決めてもらえればと思います。
一般的にウッド型のほうが球は上がりやすく、アイアン型のほうが中弾道で直進性が高いです。また、フェアウェイから打つことを前提としていますので、ウッドでチョロが多いゴルファーならアイアン型を、アイアンに苦手意識が強ければウッド型を選択してください。その考えで、しっかり試打をして、3Wまでの間の距離(キャリー)を埋めるウッド&UTを決めていただければと思います。
番手の飛距離はランを含めた距離ではなく、キャリーで考える癖をつけましょう
堀越良和
ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」
週刊ゴルフダイジェスト2021年11月2日号より