【ライダーカップ】ガルシアにポールター。フレッシュな米国に対し欧州は勢はベテランの力で連覇へ
フレッシュな米国チームとは対照的に、欧州チームの主将、パドレイグ・ハリントンが選んだのは経験豊富なベテランだった。
米国選抜対欧州選抜のチーム対抗戦、ライダーカップ。各チーム12名のうちキャプテンピックが半数の6名を占める米国チームに対し、ヨーロッパは3名。BMW選手権後にハリントンが選んだのは、S・ガルシア、I・ポールター、S・ローリーの3名だった。
過去9回出場で欧州歴代最高の25.5ポイントを獲得しているガルシアについてハリントンは「彼はチームのリーダー。マッチプレーが得意でショット力もある。なによりチームを引っ張る牽引力と統率力が素晴らしい」と選出理由を説明。
これまでシングル戦で負けなし。必ずポイントを稼ぐことから“ザ・ポストマン”の異名を持つ45歳のポールターについては「彼は我々の守護神。驚くほどの情熱でチームを盛り上げてくれる。パートナーを鼓舞し、チーム全体の士気を高めてくれる」。絶大な信頼を受けた本人は「やるべきことはわかっている。楽しみながらミッションを達成したい」と決意を明かした。
候補だったJ・ローズを退け招聘されたローリーは初出場。「選ばれてホッとしている。自分らしいゴルフでチームに貢献したい」とローリー。これにより、欧州勢の大会ルーキーはポイントランクで出場を決めたV・ホブラン、B・ウィスバーガーを含めた3名となった。
世界ランク上位11名中9名がチーム入りした米国チームの初出場者は6名。対する欧州は、過去10回出場のL・ウエストウッドを筆頭に40代が4人。勢いのある20代を揃えた新生アメリカと過去の実績と経験を重視したヨーロッパ、対照的な構図がどんな結末を呼ぶのか興味深い。
00年以降、チーム力に勝る欧州が7勝2敗と優勢。今回は米国チームのホームでの決戦となるがアウェイの洗礼には慣れている。むしろアウェイで勝つほうが快感は大きい?
週刊ゴルフダイジェスト2021年10月5日号より
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