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【セガサミーカップ】大会コースレコードタイ! 比嘉一貴が通算20アンダーでツアー2勝目

<長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ/ザ・ノースカントリーGC(北海道)/7178Y・パー72/8月19日~22日>
PHOTO/Hiroyuki Okazawa

北海道のザ・ノースカントリーGCで行われた長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ。プロ入り4年目、26歳の比嘉一貴が6バーディ2ボギーの「68」で回り、2年ぶりの2勝目を挙げた。

19年にKBCオーガスタで26アンダーと爆発し、涙の国内ツアー初優勝を遂げた比嘉の武器はパッティング。17年、プロ転向直後のサードQT でスコア誤記によるまさかの失格ののち、アジアの下部ツアーを転戦しながら国内ツアーにも推薦や予選会を勝ち上がるなどしてスポット参戦を続け、18年に初シードを獲得した比嘉の“武器”だ。

この武器が、今大会もいかんなく発揮された。なかでも圧巻だったのは、「65」のビッグスコアを叩き出した2日目。3〜5メートルのパットが“面白いように”入ったことが、ショットの安定を呼び込み、パーオン率100%・パーキープ率100%という完璧な内容で、優勝を射程圏内にとらえた。

上井邦裕を2打差で追った最終日もパットの好調は続き、16番でボギーを叩くも3連続を含む6つのバーディを量産、大会レコードタイ記録となる20アンダーで逆転優勝を飾った。

次週は得意なKBCオーガスタ。連覇に向け“視界良好”といったところか。

プロ17年目の上井
初優勝を逃す

プロ入り17年目にして、悲願の初優勝を狙った上井邦裕。果敢に攻めるも終盤で比嘉に逆転を許し、5度目の2位に終わった。次週のKBCオーガスタは過去2回、首位争いをした経験のある相性の良い試合なので期待がかかる

<セガサミーカップ 最終成績>

優勝比嘉一貴-20
2位上井邦裕-18
3位T大槻智春-14
3位T稲森佑貴-14
5位T宋永漢-13
5位TJ・チョイ-13
7位竹安俊也-12
8位T石坂友宏-11
8位T岩田寛-11

週刊ゴルフダイジェスト2021年9月7日号より