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【ギア選びのウソホント】Vol.50 フィッティングは数値だけを見ているのではない

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

前回のお話はこちら

月刊ゴルフダイジェスト7月号の企画で、はじめて自身のフィッティングを受けに行ったのですが、目から鱗が落ちるほど、いい経験でした。シャフトフィッティングの企画でしたが、「フィッティングはコーチング」だということに気づかされました。

そもそも前回お話ししたように、自分のスウィング、とくに打点がわかっていないとスコアメイクはできません。それは打球が安定せず、打ちたい場所に打てないからです。私が受けたフィッティングは、マニュアルに押し込め、計測器の最高結果(飛距離)だけを見て、フィッターが理想の1本を決めるようなことはせず、「飛距離+私の感覚」から最適なシャフトを導いてもらえました。最大飛距離ではもっと飛ぶシャフトもありましたが、安定してかつ気持ちよく振り切れたシャフトがベストだと判断したのです。

各メーカーで重きを置いていることが違うので一概には言えませんが、フィッティングの良さは、スコアメイクで自分に足りない要素を気づかせてくれ、それを補えるギアを提案してくれることです。知識が豊富で会話も弾むフィッターとのやり取りで、あなたにとって最もスコアメイクしやすい理想のギアを探してください。

ギア選びでは、数字だけでなく自分の感覚も大事にしてください

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月17日号より