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【プロスペック】飛距離を求めて47インチにチャレンジ! 浅地洋佑の14本

PHOTO/ARAKISHIN

プロの14本のクラブセッティングと、それらのクラブを選んだプロのこだわりを紹介する連載「プロスペック」。今回は、今年全米オープンに初出場した浅地洋佑のセッティングに注目。

浅地洋佑

あさぢようすけ。1993年生まれ、東京都出身。プロ転向は2011年。イップスを乗り越えて2019年のダイヤモンドカップで悲願のツアー初優勝を飾る

今年5月に行われた全米オープンに初出場した浅地洋佑。予選落ちと悔しい結果に終わったが、19年の全英オープンで受けた刺激を改めて再確認することになった。自分に足りないものを確認することができたと全米オープンを振り返る浅地がトライしているのがドライバーの長尺化だ。

「ドライバーは中日クラウンズからで、替えるのは約4年ぶりです。もともと1つ前のモデルを使用していたんですけど、ヘッドが小さめで見た目がつかまりにくい感じがしていました。今のモデルは投影面積が大きく、つかまりそうに見えるので楽に振っていけるんです。シャフトは全米オープンから帰ってきてから47インチにしました。とりあえず何試合かはこれで試したいと思っています」

海外選手の飛距離に刺激を受けての長尺化だが、ウェッジに関しても、全米オープン挑戦を期に変化があった。

「全米オープンに向け、62度のウェッジを投入しました。芝の薄いライからでも球を上げる必要性があったので重宝しました。しばらくウェッジ4本でいきます」

これらの変化が、浅地のゴルフにどのような進化をもたらすのか。後半戦に注目したい。

3Wはテーラーメイドの「Mグローレ」。男子プロが使うにはやさしすぎるようにも思えるが、浅地いわく、ティーショットでも地面からでも思いどおりの球が打て、ツアーでの使用率も高いのだという

アイアンは中空設計だが、中空タイプにありがちなポーンと球が高く上がる感じがない。適度にスピンが入ることで高さのコントロールがしやすく、縦の距離も合わせやすい。何よりフィーリングが抜群にいいという

もともとウェッジは3本態勢で、PWの代わりに48度のウェッジを入れていた。そこに全米オープン用に62度を追加。高さを出しながらスピンをかける必要性を感じての決断だが、今後も4本態勢でいく予定だ

パターはオデッセイのニューモデルを使用中。フィーリングは軟らかいが、しっかりヒットできる点が気に入っている。手に伝わる打感がボケないのがいい

浅地洋佑の14本

週刊ゴルフダイジェスト2021年8月17日号より