【資生堂レディス】鈴木愛が逆転で2年ぶりV「どうしていいのか分からない」スランプ乗り越え
<資生堂レディスオープン/戸塚CC(神奈川)/6570Y・パー72/7月1日〜4日>
PHOTO/Shinji Osawa
神奈川県の戸塚CCで行われた資生堂レディスオープン。大雨の影響で36ホールの短縮競技となった大会を制したのは、2年ぶりの優勝となる鈴木愛だった。
関東地方を直撃した豪雨のため、初日、2日目の競技は中止、36ホールの短期決戦となった資生堂レディスオープン(戸塚CC・神奈川県)。3日目も全員ホールアウトできず、最終日にセカンドカットを適用し67人が最終ラウンドに進出した。1打差2位から逆転優勝したのは鈴木愛。16番パー5、残り97Yの3打目をPWで直接カップインさせイーグルとすると、17番、18番は粘りのパーパットを沈めて2年ぶり17勝目を挙げた。
2019年は7勝し2度目の賞金女王となったが、その後「自分でもどうしていいのか分からない」ほどの不調に陥った。パターを替えたり、安定性を求めて左右に動きすぎないスウィングにしたりもした。
「左を向きすぎたり、アドレスもおかしくなっていた。ゴルフは難しく考えすぎず、シンプルにできるほうがいい」と気づいた鈴木。「ここまで本当に長かった。今までの16勝とまた違う。今後何か変わるきっかけになったと思います」
強い愛が帰ってきた!
中学からの友人と初タッグ
今回、キャディとして初タッグを組んだのはプロテスト受験中の飛田愛理(えり)さん。長年の気の置けない友人だが、会うのは高校卒業後初めて。「彼女はやさしい。昔の話やお互い上手くいかない苦労話をしながら、楽しく回れたのもよかったです」
<資生堂レディスオープン 最終成績>
優勝 | 鈴木愛 | -10 |
2位T | 勝みなみ | -9 |
2位T | 西郷真央 | -9 |
4位T | ささきしょうこ | -8 |
4位T | 山下美夢有 | -8 |
6位T | ジョン・ミジョン | -6 |
6位T | 菊地絵理香 | -6 |
〈他7名〉 |
週刊ゴルフダイジェスト2021年7月20日号より