コロナ禍のなか、リモートワークとゴルフを組み合わせたプランが全国に広がっている。

兵庫県にある佐用スターリゾート ゴルフ＆スパもその1つ。約157万坪に27ホールの佐用スターリゾートGCのほか、テニス、温泉、宿泊施設などを擁する一大リゾートだ。同GCではコロナの影響で宿泊施設のキャンセルが8割に及んだことから、屋外ワークステーション新設に至ったという。屋外でのWi-Fi環境を整え、24時間好きな時間にリモートワークできるようにした。辺りは自然豊かなところで、電波をさえぎる建物がほとんどなく、基地局も近いのでWi-Fi環境は非常に優れているという。

新設の動機を同GC支配人の坂本哲次氏は「リモートワークとゴルフを両立できる環境を整備して、集客につなげたいと思い、敷地を活用しました。雨天時などにはレストランを利用することもできます。疲れたらゆっくり温泉にでも入っていただいて……」と話す。また、施設内の感染症対策も万全だと、坂本氏は胸を張る。

楽しみはほかにも。同GCのある佐用町は、環境省主催の「全国星空の街108選」にも選ばれた星の美しい町として全国的に有名。公開望遠鏡として世界最大を誇る『なゆた望遠鏡』が同町大撫山に設置されている。

「リモートワークだけでなく、星空も楽しんでもらおうと、これからの時季にはテラスでのBBQを合わせたプランも進行中です」（同）

ゴルフをして、泊まってリモートワーク、温泉に浸かって、星空を見上げて……の料金は1万5000円～という。

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月29日号より