【教えて! なっち先生】Vol.77 オーバースウィングや起き上がり……トップのエラーは、ひじが原因!
大谷奈千代のイラストレッスン
ゴルフスウィング全体に大きな影響を与える「ひじのポジション」について、ゴルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう!

>>前回のお話はこちら
- 定番練習のひとつとして知られる、ボールを腕に挟んでスウィングするドリル。一体どのような効果があるのか、ルフイラストレッスンでお馴染みのプロゴルファー・大谷奈千代に、イラストを交えて詳しく解説してもらおう! ボールを腕や手首に挟むドリルには、どんな効果があるのか。イラストを交えて解説! >>前回のお話はこちら Lesson 76ボールを……
Lesson 77
トップのひじの位置と
スウィングへの影響
オーバースウィングや起き上がりなど、トップの形がどうしても直らない。そんな方は、ひじの位置を確認してみましょう。今回は、ひじの位置が与えるスウィングへの影響について、ゴルフイラストレッスンで解説していきますよ!
胸を回し、ひじをたたむ基本動作ができれば、ひじの高さを変えずにトップを作ることができます。しかし、胸が回らないと、手と腕を動かすしかありません。手と腕でクラブを担ぎ上げるようにしてトップを作ると、右わきが空くのでオーバースウィングになってしまいます。
ダウンスウィングからインパクトに向かって、わきが空いたままクラブを振り下ろすと、カット軌道の要因となるので、スライスや引っかけが起こりやすくなってしまいます。
また、胸が回らない代わりに、ひじを高い位置に持ち上げるようにしてトップを作る方もいます。こうなってしまうと、股関節が伸び上がるので、体がねじれなくなってしまいます。
その結果、トップで左に体重が乗って、ダウンスウィングからインパクトにかけて右に体重が残るギッタンバッコンのスウィングになってしまい、ダフリやダフリトップのミスになりがちです。
どちらも、バックスウィングで体の捻転が足りていないので、ダウンスウィングでは手でクラブを下ろすしかなくなってしまいます。こうなってしまうと、左ひじを引いてクラブを振り抜くことになるので、インパクトで体がのけ反る形になり、体と手の距離が狭くなってインパクトが詰まってしまいます。
いずれにしても、胸を回さず、わきが空き、右ひじの位置を高く持ち上げるようにトップを上げてしまうと、ボールがつかまらず、スライスや引っかけで悩むことになります。このように、バックスウィングで胸を回してクラブを持ち上げることは、ダウンスウィング以降のインパクトに大きな影響があるのです。


ひじの高さを変えずに
上げる練習ドリル
改善のための練習法もご紹介します。まず、右ひじの下に左手を添えて構え、胸を回してクラブを持ち上げてみましょう。ここで大切なのが、ひじの高さを上げ過ぎないようにすることです。
オーバースウィングの方は、クラブを手で持ち上げるので、右ひじの高さが変わる動きが入ってしまっています。右ひじが体から離れるほど、クラブは真っすぐ下ろせなくなり、軌道が不安定になるので注意しましょう。
バックスウィングでは、胸をしっかり回し、両ひじの高さをできるだけ揃えます。これができれば、ストレートな軌道でクラブを振り抜くことができるようになり、狙ったラインにボールを打ち出せるようになります。
実際にボールを打つ練習は、肩から肩の振り幅がオススメです。バックスウィングでは、胸を回し→ひじをたたみ→トップの形が作られるので、フルスウィングと変わらない動きで、軌道の精度を高めることができます。ぜひ、参考にしてみてください!


大谷奈千代
1984年、神戸市出身。JLPGAトーナメントプロ&ティーチングA級。関西を中心にレッスン活動を行う
週刊ゴルフダイジェスト2026年10月27日号より


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