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標高1400m! 八ヶ岳の名峰を望む「フォレストCC三井の森」(長野県)

名設計家R.T.ジョーンズJr.は日本を「ヤマランド」と呼び、日本のゴルフは山麓でプレーするものと言った。そんな日本の素晴らしいコースを再発見していく連載「ヤマランドニッポン」。今回は、長野県の「フォレストCC三井の森」をご紹介!

PHOTO/Akira Kato TEXT/Mika Kawano

12番・389Y・パー4
コース内で最も高い標高1500m地点にある12番ホール。平地と2番手以上変わるので慎重に使う番手を選びたい

高原のなだらかな斜面に
広がる絶景コース

長野県茅野市。八ヶ岳連峰・天狗岳の西麓に位置するフォレストカントリークラブ三井の森は、標高1400メートルに翼を広げる丘陵コース。台湾出身で国内ツアー2勝の謝永郁が設計を手がけ91年に開場し、今年満30周年を迎えた。

見渡す限り雄大な山々に囲まれたヤマランドは、高原のなだらかな傾斜に沿って18ホールが展開するため、比較的フェアウェイはフラット。要所をバンカーと池が固めグリーン周りの攻略がスコアメイクの鍵を握る。

霧ヶ峰方向に打ち下ろす6番パー5はコース最長の579ヤード。グリーン左手前の池越しに八ヶ岳の稜線を望む名物ホールだ。山頂に雪をいただく連山が鋭く強く空を突き刺す光景は息をのむほど美しい。

森に包まれた8番はやや打ち下ろしのパー3。グリーン手前と奥に計4つのバンカーが待ち受け正確なショットが要求される。晴れた日には南アルプス北端の名峰、2967メートルの甲斐駒ケ岳を拝むことも可能。

フォレストカントリーでもっとも標高の高い12番パー4は目の前に八ヶ岳の主峰・赤岳と阿弥陀岳が連なり壮観。上がり4ホールのうち3ホールが池絡みで戦略性が高いが、どこを切り取っても胸のすくような景色をバックにどっぷりと開放感に浸るのも良い。

フォレストCC三井の森
18H・6858Y・P72

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月8日号より