【イ・ボミのスマイル日和】Vol.23「性格は違うもの。“認め合う”ことが大事なんです」
イ・ボミのSmile日和
2年連続賞金女王など輝かしい実績を残し、2023年に惜しまれつつも日本ツアーを引退したイ・ボミ。これまであまり語られてこなかった生い立ちや現役時代の秘話など、あらいざらい語り尽くす!
TEXT/Kim Myung Wook PHOTO/Takanori Miki

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- 2年連続賞金女王など輝かしい実績を残し、2023年に惜しまれつつも日本ツアーを引退したイ・ボミ。これまであまり語られてこなかった生い立ちや現役時代の秘話など、あらいざらい語り尽くす! TEXT/Kim Myung Wook PHOTO/Takanori Miki イ・ボミ 1988年生まれ。15、16年賞金女王。日本ツアー21勝のレジェンド >>前回……
「私の性格は少し“ワイルド”かもしれません(笑)」
2019年に結婚して、今年で7年になりました。 もう7年も!? と思うほど、時が経つのは本当に早い。
夫婦生活はとても充実しています。
「夫のどこに惹かれたのか」と聞かれたら、私はまず、こう答えます。
「ささいなことで感情が変化しないところ」と。夫はとても落ち着いていて、いつも穏やか。何が気に入らないことがあっても、急に機嫌が悪くなったりすることがありません。
私はどちらかというと、気持ちがすぐ表に出ちゃうタイプ。 お互いに声が少し大きくなることはあっても、「どうして怒っているのか」がわからないまま、感情だけをぶつけ合うことはありません。
理由がわかれば、あとは話せばいい。 夫が落ち着いているので、私もちゃんと会話に戻ることができるんですよね。
もちろん、近い関係だからこそ、小さなことで腹が立つこともあります。でも大切なのは、怒らないことより怒ったあとにどう向き合うか。
夫といると、勝ち負けを決めるのではなく、2人が納得できるところまで話すことができます。
一緒に暮らしていると、相手の良いところだけではなく、「どうしてそうなるの?」と思う部分も見えてきます。それは夫から見た私も同じでしょう。ちなみに、私はよく慌てます(笑)。
物を落としたり、飲み物をこぼしたり、何かをしようとして別のことまでバタバタさせたり……。自分でも「もう、どうして私はこうなの?」と思うことがあります(笑)。
でも夫は、そんな私を見ても、「もっと落ち着いたほうがいい」とは言いません。
「そういう大ざっぱなところがあったから、怖がらずに何度も優勝できたんだよ。僕みたいに落ち着いているだけだったら、そこまでできなかったかもしれない。ボミのワイルドな性格があったから、プロとして成功できたんだ」 そんなふうに私を認めてくれるんです。
普通なら欠点に見えるところを、夫は違う角度から見てくれていたのが新鮮でした。 もちろん、物を落としたりこぼしたりすることまでゴルフに必要だったとは思いませんけど(笑)。
でも、何でも慎重に考えすぎていたら、優勝争いの場面で思い切って攻めることはできなかったかもしれません。ゴルフでは、怖くても打たなければいけない一打があります。
失敗したらどうしようと考えながらも、最後は自分を信じて振り切らなければいけない。夫は、普段の私の大ざっぱさと、選手としての思い切りの良さを、別々のものではなく同じ私の中にある性格として見てくれていたんです。
私は現役時代、結果を出すために自分に足りない部分ばかりを考えて苦しい時がありました。だからこそ、身近な人から「その性格だったからできたこともある」と言ってもらえるのは、すごくうれしいことなんです。
夫の思いやりを感じるのは、言葉だけではありません。私が「こういうことは嫌だ」と一度伝えると、同じことを二度としないんですよね。 人は、自分では悪気がないと「そんなに気にすること?」と考えてしまうことがありますよね。
でも夫は、私にとって嫌なことなら、それを大切に受け止めてくれるんです。簡単そうに聞こえますけれど、長く一緒に暮らすほど、それができる人の優しさがわかるようになりました。
長く一緒にいるからといって、2人の性格が同じになるわけではないと思います。夫は落ち着いていて、私は少しワイルド(笑)。違いは今も変わりません。
でも、相手を自分と同じに変えようとするのではなく、「どうしてこの人はこうなんだろう」と考えて、その人らしさを認めることはできます。私が夫を好きになったのは、そんな理解力と、深い思いやりを持っている人だったから。
結婚して7年たった今も、それは変わっていません。それにしても、ちょっと褒めすぎですかね(笑)。

「マスターズGCは第二の故郷です」
「マスターズGCは私にとって大事な場所です。 ふとしたときに“帰って”きたくなる。 今でもプレーをしに定期的に訪れています」
月刊ゴルフダイジェスト2026年11月号より


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