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【インタビュー】櫻井心那<後編>「状態も良くなってきている。終盤戦はQTへの“準備の場”でもあります」

今年から米女子ツアーを主戦場に移した櫻井心那(22)。初陣のブルーベイクラシックこそ50位と健闘したものの、以降、日本での試合を含めて予選落ちが12回と苦戦が続いている。前編に続き、いま取り組んでいる課題や来季の展望などを聞いた。

TEXT・PHOTO/Shizuka Minami

>>前編はこちら

「アメリカと日本、両方のQTを受けます」

今後のプランとしては「QTを受けます」と言う。「日本とこっち(アメリカ)の両方受けて、来季に向け、しっかり準備をするつもり」と明かし、終盤戦は「その準備期間というか……」という意識で臨むと言う。今季は開幕まで慌ただしく、しっかり準備ができなかったのが反省点だ。

「8月の時点で『この試合で結果を出そう』というより、ここ(米女子ツアー)でずっと戦うために、どういう体が必要かなとか、どういう打ち方が必要かななどと考えて過ごしてきました。状態もついてきて、上がってきていると思う」と語った櫻井。


試行錯誤、トライアンドエラーを繰り返しながら、初めてのコースに行き、初めての大会に出る。心身ともに消耗は激しいが、アメリカでの“先輩日本勢”たちの存在が心強いという。

「生活のこととか、ちょっと気持ちの面とか、先輩の皆さんが相談に乗ってくれます。渋野(日向子)さんもすごく気にかけてくれますし、原英莉花さんだったり(西村)優菜さんだったりも話しかけてくれるし、ほかの選手も『大丈夫?』みたいに言ってくれて。岩井姉妹の2人(明愛、千怜)も“普通”に接してくれるんで、みんな優しいなって思います」。技術的な相談はしないものの、慣れない異国の地での戦いに仲間の存在は力強い。原英莉花もインタビューで、仲間の存在のありがたさを語っていたが、ルーキーの櫻井も同じように考えていた。

「終盤戦はQTへの“準備の場”でもあります」

3月のブルーベイクラシックから12試合を米女子ツアーで戦い、櫻井の“存在感”も徐々にではあるがアップ。最近は、LPGAツアーのインスタグラムで櫻井の“趣味“が紹介された。

「ギターです。アコギ(アコースティックギター)。もともと『やってみたいな』と思っていて、今年の正月に思い切って買い、そこからです。家で弾き語りとかやっているんです。ユーミンの『ルージュの伝言』とか、ちゃんみなの『SAD SONG』とか。全然、下手なんですけど楽しくて、弾いているとあっという間に時間がたっちゃいます」。

演奏といえば、岩井姉妹と小祝さくらのウクレレユニット『小岩井』が、ゴルフファンの間では有名だが、もしや“櫻井加入”もあり得る……?「アッキー(岩井明愛)が『ギターも弾ける』と言っていたので、ちょっと見てみたいなとは思っています。自分の演奏を披露? いや、私は見ているだけです。あはははは」とのこと。櫻井が加わった『小岩井櫻』の構想は現状ではなさそう。

ちなみに、正月に購入したギターは「荷物の超過になっちゃうんで、アメリカには持ち込めなかったんです」。QTを突破したら、来季はマイギターをアメリカに持ち込んで弾き語りを披露してほしいもの。

「通用するものが何もない」と素直に認めながら、努力と挑戦をやめない22歳が正念場の秋を戦う。

左の写真は、米ニュージャージー州マウンテンリッジCCで行われたみずほアメリカズオープン。右は、ニュージャージー州シービュー・ドルチェホテル・ベイCでのショップライトLPGA。日本では“飛ばし屋”のイメージがあった櫻井だが、トレーニングでさらなる飛距離アップを目指す

メキシコで開催されたリビエラマヤオープン。初日はティーショットがなかなか定まらず苦戦するも42位フィニッシュ


※データは9/18現在

週刊ゴルフダイジェスト2026年10月13日号より

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