Myゴルフダイジェスト

羨ましすぎる!ミケルソンが大学のショートゲーム専用練習施設を設計

ショートゲームの名手、フィル・ミケルソンが大学のショートゲーム専用練習施設を設計することになった。

カリフォルニア州サンディエゴ出身のミケルソンに練習施設の設計を依頼したのは地元のサンディエゴ大学。キャンパスの北東側にさまざまな運動施設を備える同大だが、現在空いている1.4エーカーの敷地を利用し、クラブハウス付き練習場を造ってほしいとミケルソンにオファーを出した。

本人はアリゾナ州立大学出身だが地元のよしみで設計を快諾。「新しい施設は細部にわたって、スカラーシップを受けるアスリートゴルファーのために設計する。ゴルフチームを西海岸にとどまらず全国で戦えるレベルに引き上げるために最高の環境を提供したい」とミケルソン。

通常のコースの1ホールぶんがアプローチ練習場になるイメージで、フェアウェイとラフ、700平方メートルのパッティンググリーン、バンカーなどが配され、30ヤードから85ヤードまで4つのターゲットエリアを設置。傾斜地もある本格的なもの。

またクラブハウスには室内練習施設やゴルフラボが開設される予定だ。施設の名称は「パーセルファミリーショートゲームファシリティ」だが、一部ミケルソンの名にちなんだ施設もあり、地元のジュニアゴルファーにも開放しゴルフの裾野を広げる役目を果たす。

芝から打てる練習環境があるだけでもうらやましいが、ショートゲームに天才的な閃きを持つミケルソン流(アメリカではアラカルトならぬア・ラ・ミケルソンと呼ぶ)の継承者育成に本人が一役買うことに地元は大きな期待を寄せている。

施設の完成時期は未定だが、このプロジェクトが成功したら新たなオファーが舞い込むのは必至。ひょっとすると50歳を過ぎても第一線で活躍する天才レフティの新たな副業(?)になるかもしれない。

将来は本コースもぜひ設計してほしい!(PHOTO/Tadashi Anezaki)

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月8日号より