Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • レッスン
  • 【アイアンが上手くなる練習法】<後編>「特製マットで打つだけで、インパクトゾーンの軌道が自然と整います」

【アイアンが上手くなる練習法】<後編>「特製マットで打つだけで、インパクトゾーンの軌道が自然と整います」

ティーアップして打つドライバーは、たとえ下からクラブが入ってもいい当たりが出るが、地面から打つアイアンはそうはいかない。ヘッド軌道のちょっとしたズレがミスショットにつながってしまうのだ。引き続き、アイアンのインパクトが劇的に安定させるとっておきの方法を伝授してもらおう!

PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/アコーディア・ゴルフ技術研究所

解説/林由寿

はやし・よしとし。1973年、千葉県出身。青木功やジャンボ尾崎などを教えた名伯楽・林由郎を祖父に持つ。ラウンドレッスンは15年間で3000回以上。レベルを問わず上達させるティーチング界の鉄人

>>前編はこちら

特製マットで
真っすぐインパクトを体感!

 “横から軌道”の大切さがわかったら、アイアンの当たりを取り戻すための練習です。ヨガマットに長方形の穴を開けて、十字のサイトラインの真ん中にボールを置いて打ちます。

GD 振る方向というか、インパクトゾーンが一目瞭然ですね。

 そうです。長方形の穴に沿って振れば、インパクトのエネルギーを真っすぐ伝える感覚をつかめます。これが、ぶ厚いインパクトになるわけです。

GD これは、わかりやすい!

 たとえば、アウトサイドインやインサイドアウトに振ると、穴の縁が気になって振りにくいと感じますよ。

GD 使ってみると、確かにフォローのときに穴の左手前が気になりますね。ということはやっぱり、上からボールをつぶしにいって、カットに振っているんですね。

 ゴルファーは自分がどんな軌道でスウィングしているか、実はあまりわかっていないんです。このヨガマットを使えば、自分のヘッド軌道のクセを可視化できるんです。


「ターゲット方向にマットをセットしたら、長方形の穴に沿ってスウィングしてボールを打ちます。これで、自分のスウィング軌道がどうなっているかを確認できます。アウトサイドイン軌道やインサイドアウト軌道で振っている場合は、穴の縁が気になって振りにくく感じます」

練習①フルショット
ボールの曲がり幅が小さくなる

マットに沿ってインパクトできると、バックスピンの回転軸が真っすぐになっていく。球がねじれなくなり、ショットの曲がり幅が小さくなり、距離感も合ってくる

練習②ハーフショット
方向性のバラつきが小さくなる

球が散りやすいハーフショットでは、マットを敷いて練習することによって、インパクトのフェースの向きが整ってくる。そのため、方向性のバラつきが小さくなる

練習③アプローチ
フェースにボールが乗る感覚がつかめる

マットを敷いてアプローチ練習をすると、スクエアフェースでインパクトできるようになる。フェースにボールが乗るようになり、距離感を出しやすくなる

ウォーターバッグを振って体幹トレーニングも!

「長方形の穴がターゲット方向に向いているので、切り返しからターゲット方向に体重を乗せていく感覚をつかめます。マットに沿ってバットやウォーターバッグを振ることで体幹を鍛えることができます」

タオルを使えば
曲げ球練習も

 ヨガマットの穴を利用すれば、インテンショナルフックやインテンショナルスライスの練習も簡単にできます。

GD どうやって練習するんですか?

 たとえばインテンショナルフックなら、ヨガマットをターゲット方向に真っすぐ向けて、タオルをインサイドアウトに斜めに置きます。あとは、タオルに沿ってスウィングします。

GD 振っていく方向が目で見てわかるので、これならちゃんとインサイドアウトに振れたかどうか、自分ひとりでも確認できますね。

 スライス、ダフリ、トップ、シャンクも、タオルやボールの箱を使って修正できますよ。

GD ゴルファーのお悩み、一気に解決ですね。

インテンショナルフック
タオルをインサイドアウトに置いて振る

「インサイドアウト方向に斜めにタオルを置いて、タオルと平行にアドレスします。フェースをターゲット方向に向けて、タオルと平行にスウィングします。これで、ターゲットに対してインサイドアウト軌道でフェースを閉じてインパクトすることになり、インテンショナルフックを打つことができます」

インテンショナルスライス
タオルをアウトサイドインに置いて振る

インテンショナルフックとは逆に、タオルをアウトサイドイン方向に置いて、タオルと平行にスウィングすると、インテンショナルスライスを打つことができる

アイアンのこんな悩みも解消!

お悩み①スライス
ボールの上側に縞柄のタオルを置く

ヘッドがスクエアに動く時間を意識付けることで、ヘッド軌道をストレートに近づける

お悩み②ダフリ
ボールの右側にタオルを置く
体重を右に残さず、左に体重移動しやすくなり、ボールより先で最下点を迎えやすくなる

お悩み③シャンク
ボールの上側に箱を置く

インパクトで手元が浮いて、ヘッドが前に出てしまう動きを抑えやすくなる

お悩み④トップ
ボールの下にタオルを敷く
タオルごと飛ばすつもりでスウィングすることで、ヘッドがボールに届くようになる

素振りだけでも効果アリ

 ヨガマットは練習場やコースで使うのが一番ですが、素振りでも効果があります。

GD 素振りだけでも?

 そうです。アイアンの厚い当たりを取り戻したいゴルファーは、長方形の穴に沿って、真っすぐ地面が削れるように素振りを続けてください。そうすると、厚い当たりを生むイン・トゥ・インの“横から軌道”のインパクトがわかってきますよ。

オススメ練習法!
インパクトゾーンの精度を素振りで鍛える

「大切なのは、イン・トゥ・インの“横から軌道”とスクエアなインパクト。そのためには、素振りはもっとも有効な練習法です。自宅の庭でもヨガマット練習法をぜひ試してみてください」

週刊ゴルフダイジェスト2月10日号より