【ゴルフの急所】Vol.60 パットに型なし! 打ち方も、道具も、とにかくいろいろ試してみよう
寺西明「ゴルフの急所」
30歳からゴルフを始め、トップアマとして活躍したのち、49歳でプロ転向。会社経営の傍ら、2020年には日本シニアオープンを制するまでに至った異色プロ・寺西明が、自身が考える「ゴルフの急所」について、読者からの疑問に答える形で解説していく。
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/美奈木ゴルフ倶楽部

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- 30歳からゴルフを始め、トップアマとして活躍したのち、49歳でプロ転向。会社経営の傍ら、2020年には日本シニアオープンを制するまでに至った異色プロ・寺西明が、自身が考える「ゴルフの急所」について、読者からの疑問に答える形で解説していく。 PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/美奈木ゴルフ倶楽部 >>前回のお話はこちら ……
寺西プロは、パッティングが得意だとお聞きしましたが、どんなストロークを目指しているのでしょう? グリーン上でどんなことを意識し、何を大事にして打っているのか、ぜひ教えてください。(木下哲平さん・33歳・HC14)
パッティング練習
“真剣に”やっていますか?
まず知ってもらいたいのは、人がやっているストロークをマネしているだけでは、決してパッティングは上手くならないということです。よく、「パットに型なし」と言われますが、打ち方は人それぞれ。100人いれば100通りの打ち方があって、誰にでも合うストロークなどはありません。多くの人が形ばかりを気にして、誰かの打ち方をマネたりするのですが、それが自分に合っていなかったら努力が水の泡になってしまうので注意してください。
大事なのは、常に芯に当たること。再現性が高いこと。自分のイメージしたラインに、自分のイメージしたスピードで打ち出せることです。それができるのであれば、タップ式だろうとストローク式だろうと、多少軌道がインサイドアウトだろうとアウトサイドインだろうと構わないのです。ちなみに、ボクは切り返しの間を大事にしています。テークバックしたところで、クラブがちゃんと止まってから打つような感じです。
そして、軌道の最下点でボールをとらえ、わずかに押し出すようなイメージで打っています。とはいえ、ボクはラインによって打ち方を変えますし、この打ち方がすべての人に合うとは限りません。ですから、ボクを参考にするときも、マネをするのではなく、試してみる。それで合っていたら取り入れ、合っていなかったらやめる。そういう意識があるといいでしょう。
とにかく何より大切なのは、自分の思ったところに思ったスピードで打ち出せる、自分だけの打ち
方を作ることです。練習をするときには、ボールに線を入れ、その線をラインに合わせて目標を狙います。そのとき、さまざまなグリップ、打ち方、テンポを試しながら、狙ったところに狙ったスピードでボールを打ち出せる打ち方を探るのです。
そのためには、いろいろなパターを試してみることも大切でしょう。ブレードタイプ、マレットタイプ、流行りのロートルクタイプ、ロングタイプなど、何でも試して、一番イメージの合うものを見つけ
るのです。そういうパターは人生の中でもそんなに巡り合うことはありません。だから、コレという
一本を見つけたら、それを大事にしてください。いずれにしても、型はマネるものではなく、作るもの。大事なのは自分の思ったところに思ったスピードで打ち出せること。この2つだけは忘れないでください。
Point
思ったところに思ったスピードで打ち出せるか

「ボクは、どんなラインでも初めに①カップに入るスピードをイメージします。次に、②途中のラインとスピードをイメージしたら、③どんなスピードで打ち出せばいいのかを決め、そのイメージが消えないうちに打つのです。大事なのは、ここにこの強さで打つと決めたら、それをやり切ることです。その経験の蓄積が上達につながります。イメージがアバウトだったり、強さやラインに迷っていたりすると、ミスパットを招くだけでなく、パットの上達を妨げるので注意してください。イメージ作りが上手く早い人、それをやり切る力が強い人ほど、パッティングは上手いということを覚えておきましょう」
いろんなことを試してみよう!

打ち方を試す
バックスウィングとフォローが左右対称で、ストレート軌道のストロークが、すべての人に合うわけではない。だから、バックスウィングよりフォローが大きいストローク、小さいストローク、インサイドアウトの軌道やアウトサイドインの軌道、最下点で打つ、アッパーに打つなど、いろいろ試してみることが大切
パターを試す
思ったところに思ったスピードで打つためには、パター選びも重要。中には、練習ではいいけれど本番ではよくない、短い距離はいいけれど長い距離はよくないパターもあるので、いろいろ試して、本番で安定した結果が伴うものを見つけよう

Drill
線を引いたボールで練習する

練習をするときには、線を引いたボールを使い、線をラインに合わせてカップを狙う。このとき、線がブレずに転がり、タッチが合えば、「思ったところに思ったスピードで打てた」と判断できる
月刊ゴルフダイジェスト2026年3月号より


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