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【読者記者】No.1930「アイアンでダフることが多い。“アーリーリリース”が原因でしょうか?」

読者が自身の悩みを解決する方法について、直接プロに取材する「読者記者」。今回のお悩みは「アイアンがダフりやすい」というもの。果たして解決方法は?

PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/Ken Horio Golf Academy

読者記者No.1930 山口義弘さん

●65歳 ●会社員 ●ゴルフ歴/40年 ●ベストスコア/84 ●平均スコア/100 ●176㎝・72㎏ ●ドライバー飛距離/230ヤード

先生/勝又優美

一般企業就職後にゴルフの魅力に取りつかれ、2010年、JLPGAティーチングプロ、13年、同A級を取得。最新機器を駆使し、きめ細やかなレッスンに定評がある。「Ken Horio Golf Academy」インストラクター

山口さんのお悩み
「アイアンがダフりやすい」


リリースするのが早いのかアイアンでダフることが多いです。かといってリリースを我慢しようとすると
体が右に倒れて結局ダフります。


インパクトの直前で腰がまだ正面を向いていて、左腰がクリアになっていない。これだと手首をほどきつつ体を伸び上がらせて打つしかなくなっている(3コマ目)

山口 「アーリーリリース」と指摘されることがあります。そのせいかダフリが多いです。

勝又 インパクトの目標地点の設定が、時計の文字盤で言うと「6時」になっていませんか?

山口 え? 6時は体の正面だから、そこがインパクトじゃないんですか?

勝又 それだとちょっと遅くて、「8時」くらいがインパクトだと思って振るとちょうどいいんです。そうすると早めに腰が回って手を振るスペースが確保できるので、手首の角度もキープして下ろしやすくなります。

山口 今までは腰がうまく回ってなくて、詰まっていたから手首が早くほどけていたんですね。

勝又 そうですね。「8時」の目安として、右足の前までは手首の角度をキープしてください。それと、右わき腹を縮めて回ることも意識するといいですよ。

<問題点>
腰が回らずリリースが早まる

時計の文字盤で「6時」の位置でインパクトをイメージすると、そこに向かってヘッドをリリースしてしまい、ヘッドが早く落ちる

記者「体の正面で打とうとしています」
プロ「8時でインパクトするイメージにしましょう」

時計の文字盤の「8時」のポイントで、「左腰がクリア(十分に開いている)+ハンドファースト」の形のインパクトをイメージすることで、実際は本来のボール位置でその形を再現しやすくなる。早めに腰を回すと最下点がボールの先になるのでダフりにくい

右足前まで手首の角度を保つ

テークバックで作った手首の角度を、少なくとも右足の前まではキープしたまま下ろすイメージを持つと、ハンドファーストに当てられる

インパクトから逆再生してスウィング
「8時」インパクトの意味がわかってきた!

アドレスでインパクトの形を作り、そこから巻き戻してスウィングする「インパクトドリル」。最初にやろうとする体の形を脳にインプットすることで、実際のスウィングの中でも正しい形を再現しやすくなる

Point 1
上体は右に傾けて回す

ダウンスウィングでは右わき腹を縮め(右側屈)、その状態で腰を回すと正しいインパクトポジションになる。腰が回らないと最下点が右になりすぎる

Point 2
右腕は「回内」させて打つ

右手1本で打つと、ひじから先を自然に「回内」させて打つ動作が身に付く。逆に「回外」させると打てないこともわかる

Drill
右手1本でボールを打つ

右手1本でクラブを持ち、左手で右ひじ上を軽く体に引きつけるように支えて打つ。右腕と体の回転を一体にして打つ感覚がわかる

<取材後記>
当たりが厚くなった
いつものイメージより少し早めにインパクトの準備をするだけで、インパクトの感触がかなり変わりました。ハンドファーストに当てられるので、ボールも強くなったと思います。

月刊ゴルフダイジェスト2026年3月号より