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【小祝さくら ゴルフときどきタン塩】Vol.25 最近ハマっているのは「ウクレレ」。メジャー制覇へ気負わず、いつも通り

国内女子ツアーを牽引する女子プロのひとり、小祝さくら。ほんわかした雰囲気を持ちつつも「連続出場」歴代4位の記録を持ち、数多くの優勝を重ねる実力者。そんな小祝の素顔や、ほっこりとした日常を追っていく――。

ILLUST/オギリマサホ

>>前回のお話はこちら

小祝さくらは、今年も試合を休んでいない。7月に女子ツアーでただ1週だけある休みを過ごしたとき、「あっという間でした。この休みが一生続けばいいのに、と思いました」と笑いつつ、翌週からはしっかり準備して試合に臨んだ。

ほとんど「疲れた」と言わない小祝。だからこそ、リラックス法は自分で見つけている。それが結局、いいパフォーマンスにつながることもわかっている。以前は、ゲームのSwitchや「みんゴル」にハマったこともある。Netflixでアニメや韓国ドラマなどを見るのも好きだ。

「最近見たドラマは、ドロドロ系でした。(SNSの)誹謗中傷なんかがテーマで……なんだかすごい現実って恐ろしい、ネット社会は怖いな、と思うようなドラマでした」

最近は、ウクレレにもハマっている。

「4年くらい前、本場のハワイで、自分で買いました。合宿で行ったとき、お店にウクレレがたくさんあるのを見て、可愛いなあと思って。昔からギターには憧れがあったんですけど、その頃、平井大さんが好きだったので、ウクレレもいいなと思っていて。ギターは弦が6本で指が届かないんですけど、ウクレレは弦が4本でちょうどいいなって」


独学だが、ずいぶん上達しているらしい。初心者向けの練習曲、スピッツの「チェリー」は、ほぼマスターしている。マネジャーと電話で話をしているときも、チャラーンポローンと音が聞こえてくるほど。最近、同じ趣味を持つことがわかった岩井明愛・千怜姉妹と「小岩井」というユニットを組んで、課題曲を練習している。何の曲かは、まだ秘密だ。

以前、小祝に、なぜ休みを取らないのかと聞いたことがある。「暇だから試合に出るんですよ」などと、煙に巻いた答えが返ってきたが、試合に出続けることを自分のリズムにしているのだと思う。

小祝が今年掲げた目標は、複数回優勝とメジャー優勝だ。9月に入り、ゴルフ5レディス、日本女子プロ選手権、住友生命バイタリティレディス東海クラシックと3試合連続で1打差2位という、ツアー史上初めての記録をつくった。

「悔しさもあるのですが、いいプレーができたというのもあります」

そして、メジャー、特にほしいタイトル、日本女子オープンへの思いを聞くと、「女子オープンで頑張りたいというのは、みんな思っていることだと思うんですけど、メジャーだからといって別に何かやることが変わるというわけでもないので、そこにしっかり照準を合わせて調子を上げられるように頑張りたいです」

「普通」「いつも通り」という言葉を現実にできるから、さくらは強い。

結局、今年の女子オープンは初日の76(3オーバー)が響いて、最終20位タイ(3アンダー)で終えた小祝。今シーズン、最後のメジャーは最終戦のリコーカップだ。

ツアー仲間とのプロ野球観戦もリフレッシュ法のひとつ。竹田麗央と東京ドームへ

ユニット名「小岩井」は、さくらが名付けた。初めての合同練習、課題曲は「チェリー」
(インスタグラム@sakurakoiwai_staff_official)

こいわい・さくら。1998年北海道生まれ。ニトリ所属。8歳でゴルフを始め、17年のプロテストで合格。19年初優勝を飾り、6年連続で優勝を果たしており「黄金世代」を引っ張る存在だ。「私、おっとりしているように見られるんですけど、そうでもないんですよ」

週刊ゴルフダイジェスト2023年10月10日号より