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【ほけんの窓口レディース】「3度目の正直」大里桃子がプレーオフを制し3年ぶりV

<ほけんの窓口レディース/福岡CC和白C(福岡)/6335Y・パー72/5月14日~16日>
PHOTO/Shinji Osawa

荒天により2日目のラウンドがサスペンデッドになり、36ホールの短期決戦となった国内女子ツアー「ほけんの窓口レディース」。最終日は、トップに4人が並んでスタートする大混戦となったが、直近の2試合続けて2位で今大会を迎えた大里桃子が“3度目の正直”で通算2勝目を挙げた。

雷雲接近のため土曜日の第2ラウンドが中断。サスペンデッドとなり、競技は36ホールに短縮されて日曜日に第2ラウンドの残り(=最終ラウンド)が行われた。

土曜日が終了した時点で暫定トップの6アンダーには有村智恵、吉田優利、淺井咲希、原英莉花の4人が並び、1打差に大里桃子、2打差に好調の稲見萌寧や小祝さくら、ささきしょうこなど僅差で多くの選手が続く大混戦に。

最終日はささきが序盤からバーディを重ね、吉田、大里との三つ巴の展開に。2人がいる最終組の1組前を回るささきが18番でバーディを決め、9アンダーで抜け出すが、大里も18番バーディで、勝負はプレーオフへ突入。どちらにとっても18年以来となる優勝は、プレーオフ3ホール目でバーディを奪った大里が手にした。

18年にプロ合格し、史上最短の23日目でツアー初勝利を挙げた大里。だが2勝目は遠く、パナソニックオープン、サロンパスカップと直近2試合も2位と惜敗が続いていた。

優勝インタビューでは涙ながらに「最っ高にうれしいです!」。“3度目の正直”でつかんだ2年9カ月ぶりの優勝の喜びを表すには「最高」よりも“最っ高”がふさわしかった。

ささきしょうことのプレーオフを黄金世代の大里桃子が制し2年9カ月ぶりのツアー2勝目!

山下美夢有は記録達成ならず

申ジエが持つ連続ボギーなしのツアー記録「81ホール」に迫っていた山下だが、最終日に8番ホールでボギーを叩き、記録は「79ホール」でストップ

<最終成績>

優勝(プレーオフ)大里桃子-9
2位ささきしょうこ-9
3位T高橋彩華-7
3位T吉田優利-7
5位沖せいら-6
6位T申ジエ-4
6位T原英莉花-4
6位T植竹希望-4
6位T藤田さいき-4

週刊ゴルフダイジェスト2021年6月1日号より