【ゴルフジム】「切り返しがうまくいかず、長いクラブがスライスになりやすいです」
ゴルフジム
読者の悩みを教え上手なプロがマンツーマンで解決する連載「ゴルフジム」。今回のお悩みは「長いクラブでスライスが出やすい」というもの。その解決法とは?
PHOTO/Norio Tsuburaoka TEXT/Daisei Sugawara THANKS/学芸大ゴルフスタジオ


教える人/兼濱 開人
かねはまかいと。90年生まれ、沖縄県出身。プロコーチ・森守洋氏の一番弟子で、プロだけでなく、アマチュア、ジュニアまで幅広く指導する。「学芸大ゴルフスタジオ」ヘッドコーチ
<今週のお悩み>
「長いクラブでスライスになりやすいです」
寺崎 健太さん(51歳/身長173cm/ゴルフ歴2年6カ月/ベストスコア80/平均スコア88)
テークバックで右腰が飛球線後方にずれていることで(スウェイ)、切り返しで瞬時に左足を踏み込むのが難しくなっている。踏み込みが遅れると、手と体との距離が近くなり、必要以上にスティープ(鋭角)なダウンスウィングになりやすい
寺崎 なんとなく切り返しがうまくいかなくて、とくに長い番手でスライスになることが多いです。
兼濱 バックスウィングで腰がスウェイしているのが気になりますね。骨盤の位置が右にずれてしまって、トップで体重のほとんどが右足にかかっています。
寺崎 むしろ右足に乗ろうとしていました。トップは右足に乗るのが正解じゃないんですか?
兼濱 テークバックでは、骨盤の位置をあまりずらさず回転させることが重要です。つまり、重心はほぼセンターのままということですね。そうすると右足の裏に強く圧力がかかって、左足の裏にも圧力が残ったトップになります。トップで手元を誰かに押されたとして、それを押し返そうとしたときに自然にその形になります。それが、骨盤が右にずれて、重心自体が右に動いてしまうと、左足の圧力がほぼ「ゼロ」になってしまうんです。

【ここが原因!】
「トップの骨盤のポジションが悪いです」
トップまでに骨盤(右腰)が大きく右にずれると、体重がほぼ右足裏だけにしかかからなくなり、即座に切り返し動作に移るのが難しくなる。また、バランスの関係で手が上がりづらくなり、右ひじが低くなる
寺崎 それで、切り返しで左足を踏み込むのが遅くなるんですね。
兼濱 そうなんです。それに、トップで左足に圧力が残っていないと、右手を高く上げられないので、胸を開けない(回転しづらい)んです。クラブを持たずに、アドレスの位置で両手のひらを合わせて、そこから左手はそのままにして、右手をできるだけ高く上げてみてください。そうすると胸を開いたトップの感覚がつかめます。
寺崎 このくらい胸を右に向けなきゃダメなのか。
これで解決!
「骨盤の位置と左足裏の圧力を
常に意識しながら打とう」

高く上げた右手に左手を伸ばす
アドレスの位置で両手のひらを合わせたところから、右手だけを高く上げると胸が大きく開く(①)。上げた右手に左手を伸ばして(②)、左手が届くところまで右手を戻してやると(③)、手が高く、胸も十分に回転したトップの形になる。
Point 1
押される手元を押し返すイメージ

トップの位置で手元を誰かに押され、それを押し返そうとすると(写真)、骨盤の位置がセンターに戻り、左足裏にも圧力が加わる。この形が理想のトップとなる
Point 2
左足が踏めればインパクトまでは自然に回れる
トップで左足の圧力が抜け切らない状態を作ることで、切り返しですぐに左足を踏める。この動作でダウンスウィングをスタートできれば、インパクトまでの動きがほぼ自動化される

Drill 1
右足をかごの上に置いて打つ

骨盤が右にずれやすい人は、右足を1歩引いてつま先立ちにし、ほぼ左足体重のまま打つドリルで骨盤をずらさずに打つ感覚が養える。さらに、引いた右足をかごの上に置くなどするとさらに効果的
週刊ゴルフダイジェスト2026年1月20日号より
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