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【新春ワイド特集】新素材ポリマー、複合素材フェース…2026年ドライバーのトレンド予想

近年、話題になるようなクラブが次々と各社からラインナップされている。26年はどういうギアの流れになるのか? まずはドライバーについて、3人のクラブの専門家に聞いてみた!

PHOTO/Yoshihiro Iwamoto、Tadashi Anezaki、Takanori Miki

解説/松尾好員

往年の名手、S・バレステロス、・I ウーズナム、青木功、加瀬秀樹らのクラブ設計を担当。近年のクラブを知る“現代の知匠”。ジャイロスポーツ主宰

解説/堀越良和

試打経験に裏打ちされた豊富な知識と試打技量から大手メーカーのシャフトやヘッドの開発にも携わる、“キング・オブ・試打”。クレアゴルフフィールド所属

解説/高梨祥明

元ゴルフ雑誌編集長の経験を生かし、メーカーや開発者の取材を独自の視点で行う。クラブをこよなく愛する“クラバー”

26年は
“複合素材フェース”元年となるか

2025年も様々なゴルフギアが話題を呼んだ一年になったが、2026年のギアの展望はいかがだろうか。今回、ギアに詳しい専門家3人に話を聞いた。

まずは、ドライバーヘッドの素材。近年、ドライバーヘッドの素材は反発性に優れたチタンと軽さが特徴でヘッドの自由度を高めるのに一役買うカーボンを組み合わせた“カーボンコンポジット”素材のヘッドが主流になっているが、このトレンドは26年も続くのか? 松尾好員氏によると

「2026年も、ヘッドのクラウン部分やソールの一部にカーボンを使いながら、チタンフェースで反発性を高めたり反発域を広げ、飛距離性能を追求したドライバーが発売されるでしょう。しかし、今後はフェース面においてもチタンフェースにカーボンを貼りつけた、“複合素材フェース”が出てくる可能性があります。実はこれは以前から検討されていて、早ければ2026年から出てくる可能性もあるでしょう」 

“クラバー”の高梨祥明氏の見解はどうだろうか。

「反発性に優れたチタンに対して、軽くて丈夫なカーボン。設計自由度を高めるには、チタンとカーボンを組み合わせたボディ設計は今後も継続されるでしょう。重さの要らないところの形を作るのに、軽いカーボン素材は最適ですし、この2つの素材のヘッドは配分などは改良されながらも、当面続いていくと思います」

堀越良和プロの意見はどうだろうか。

「重心設計の自由度がカーボンコンポジットで格段に上がったことによって、ドライバーのヘッド設計技術は発展を遂げました。カーボンコンポジットの流れは2026年も続いていくと思います。ただ、2024年にタイトリストから発売された『GTシリーズ』はクラウン部分に新しいポリマー素材を採用しましたが、これがカーボンより軽い。カーボンコンポジットはカーボンとチタンの継ぎ目に生じてしまう接着部分の設計が課題でしたが、新素材ポリマーはシームレスな設計が可能になり、軽量かつ自由度がさらに高くなりました。タイトリストは2026年に新しいモデルが出る可能性が高く、他のメーカーも同様の素材で追随するのか、興味深いですね」

各社から発売のミニドライバー
日本メーカーの追随はある?

以前はテーラーメイドの独占的な市場だったが2024年にキャロウェイから発売以降、各メーカーも次々と参入したミニドライバー。3人の意見はいかがだろうか。

「ツアープロの場合、飛距離を抑えながらフェアウェイキープを優先し、でも飛距離は出したいというニーズに合致します。常時バッグに入れるかは別にして、ポイントで入れる選手は出てくるでしょうね。今後も継続開発しながら、2026年も発売されそうですね。まだ発売していないメーカーのミニドライバーの参入があるのか、興味深いです」(松尾)

「プロよりアマチュアのほうが恩恵を受けることが多いでしょう。各メーカーが発売しているのがその象徴ですね。アマチュアの場合、ドライバーが苦手な人が多いです。3Wなどの代わりにミニドライバーを入れて、OBが怖いホールなどでミニドライバーを活用するアマチュアが増えてくると、人気が継続される可能性が出てくるでしょう」(高梨)

「ドライバーが苦手な人の琴線に触れている点では、今後も一定の人気はありそうですね。ティーショットが苦手な人の新たな選択肢として定着していることは間違いなくです。今後、ミニドライバー人気がさらに上昇するかは日本のメーカーが発売するかどうかがカギを握ってきそうですね」(堀越) 

26年に、日本のブランドからミニドライバーが出てくるのか、注目しよう。 

週刊ゴルフダイジェスト2026年1月6日・13日合併号より