ドライバーはスライスなのにウェッジは引っかかる…悩みが消える練習法<後編>
週刊ゴルフダイジェスト
ドライバーのスライスをなんとかしたい。ウェッジの引っかけを直したい。もっと飛ばせるスウィングになりたい。こんな悩みと格闘中のゴルファーに朗報です。これまで多くのゴルファーを飛んで曲がらないスウィングに変えてきた吉田一尊があなたのお悩みに一発解答します!
PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/カメリアヒルズCC

野口剛(左) 約1万人のゴルファーにラウンドレッスンしてきた、ステップゴルフのコースレッスン専門コーチ
>>前編はこちら
- 打点が安定しない、飛距離を伸ばしたい……そんな悩みを解消するための効果的な練習法を吉田一尊が教えてくれた! PHOTO/Yasuo Masuda THANKS/カメリアヒルズCC 吉田一尊 1977年生まれ。大阪府出身。アメリカにゴルフ留学後、日本のチャレンジツアー参戦。2004年からレッスン活動を開始。全国に137店舗のインドアゴルフスクールを展開するステップゴルフのエグゼ……
「3Dプレーン」で
スライス解消!
GD ゴルファーの悩みといえば、やっぱりスライスですね。
吉田 ドライバーはスライスして、ウェッジは引っかかるというゴルファーはたくさんいます。
GD そうです!
吉田 なぜスライスするかというと、ドライバーはボールを左に置くので、インパクトゾーンの軌道が自然にアウトサイドインになってしまうからなんです。
GD 言われてみると、確かにその通りですね。
吉田 インパクトゾーンが真っすぐの軌道になるように、3Dプレーンを右に向けて、向けた方向に振っていけば、多くのゴルファーは、スライスを解消できるんですよ。
GD それ、うれしい情報です。
吉田 目で見て振る効果はバツグンで、どういう軌道で振ればいいかがわかるので、スライスしない軌道を自分で見つけ出すことができるんですよ。
3Dプレーンを右に向けて置き
体も右に向ける

「3Dプレーンを右に向けて、インパクトゾーンのヘッド軌道が真っすぐ目標方向になるようにセットします。体は3Dプレーンと平行に右向き、フェースは目標方向に向けます。3Dプレーンに沿ってスウィングするだけで、右曲がりを修正することができます」(吉田)

3Dプレーンを右に向けるとインパクトゾーンが真っすぐになる
3Dプレーンを右に向けて、インパクトゾーンのヘッド軌道が真っすぐ目標方向になるようにセットする。3Dプレーンに沿ってスウィングすれば、スライスは解消できる

3Dプレーンを真っすぐ向けるとアウトサイドイン軌道に
ドライバーはボールを左に置いて、ヘッドの最下点より先でアッパーにボールをとらえるため、インパクトゾーンのヘッド軌道は、自然にアウトサイドインになってしまう
ここもポイント!
右肩が前に出ないようにアドレスする


「スライサーはアドレスで右肩を前に出して、アウトサイドに高くクラブを上げる傾向があります。右に向けた3Dプレーンに沿ってバックスウィングすると、アドレスで右肩が前に出なくなり、オンプレーンに上げる感覚をつかめます」
野口コーチのお手本スウィング(1W)
ウェッジの引っかけも
3Dプレーンで直せる
GD 最後は、ウェッジの引っかけですね。
吉田 ウェッジはボールを右に置くので、インパクトゾーンがインサイドアウトになって、引
っかけるわけです。引っかけない軌道は、3Dプレーンを左に向けて打つ練習で覚えられます。
GD プロがオープンスタンスにして打つのは、そのためだったんですね。
ウェッジでは
3Dプレーンを左に向けて置き
体も左を向ける

「ドライバーとは逆に、3Dプレーンを左に向けて、インパクトゾーンのヘッド軌道が真っすぐになるようにセットします。3Dプレーンに沿って振ると、ウェッジの引っかけを防ぐことができます」(吉田)

3Dプレーンを左に向けるとインパクトゾーンが真っすぐになる
ボールを右に置くウェッジは、インパクトゾーンのヘッド軌道がインサイドアウトになってしまう。3Dプレーンを左に向けると、インパクトゾーンのヘッド軌道がちょうどスクエアになる。

3Dプレーンを真っすぐ向けるとインサイドアウト軌道に
3Dプレーンを真っすぐ向けると、インパクトゾーンがインサイドアウト軌道になり引っかけが出やすくなる
野口コーチのお手本スウィング(ウェッジ)

STEPGOLF
3D PLANE(3Dプレーン)
1万1000円
週刊ゴルフダイジェスト2025年12月23日号より


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