Myゴルフダイジェスト

  • ホーム
  • ギア
  • 【ギア選びのウソホント】Vol.247 ライ角で振り心地も変わる?

【ギア選びのウソホント】Vol.247 ライ角で振り心地も変わる?

「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説!

>>前回のお話はこちら

  • 「キング・オブ・試打」としてお馴染みの堀越良和プロが、長年の知見から、ギア選びの際に重視すべきポイントや注意点をわかりやすく解説! >>前回のお話はこちら 今回はドライバーのネックについてです。ドライバーのネックはFP(フェースプログレッション)を決める要素が大きいです。ソールから見てシャフトがどこに挿さっているかがわかりま……

前回、ドライバーのネックにはライ角を決める要素があると説明しました。ライ角は、アップライトな(ライ角が立っている)ほどボールがつかまりやすく、フラットな(ライ角が寝ている)ほどつかまりにくくなるという特徴があります。そしてもうひとつ大事なことは、振り心地が変わるということです。ライ角がアップライトになるとヘッドは体側に近くになりますから振りやすく感じるのです。

逆にフラットになるとヘッドは体側から離れていくため、振りにくさを感じるのです。仮にライ角1度でヘッドの重心が1ミリ体側に近づいたとすると、半インチくらい短く感じるというデータがあります。ライ角によって長さの感じが変わるため、当然、振り心地が変わるわけです。また、ライ角が変わると打点も変わります。フェースの下面に当たりやすい人はアップライトに、上面に当たりやすい人はフラットにすると打点を安定させられます。

今のドライバーはほとんどのモデルでカチャカチャ(弾道調節機能)が付いていますからライ角で±1.5度くらい調整できます。カチャカチャを使えば、振り心地や打点はかなり変わりますから試してみるのも面白いと思います。

堀越良和

ほりこしよしかず。週刊ゴルフダイジェストで試打レビューを続けて約四半世紀の「キング・オブ・試打」

週刊ゴルフダイジェスト2025年9月16日号より